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「自分の役割がちゃんとできるようになった」11分の1の結集で掴んだウノゼロ勝利!関東一は多摩大目黒に競り勝って全国4強まで駆け上がった100回大会以来の西が丘へ!:東京A

ゲキサカ / 2024年10月29日 13時15分

 ボール保持の割にはチャンスこそ作れなかったものの、ここにはチームとしての狙いがあった。「相手の出足を止めるために『ボールをちゃんと持つ』ということをやりたかったので、前半のやり方として点は来なかったですけど、ゲーム運びとしては相手の足を止めるというところでまずは良かったかなと思います」(小野監督)。キーマンとして捉えていた相手のインサイドハーフとウイングバックを動かすことには成功しつつ、最初の40分間はスコアレスで推移する。


 後半に入ると、先にスコアを動かしたのは関東一。8分。右サイドの高い位置でボールを持った福士は、MF山口幸之助(3年)とのワンツーを経て中央へ切れ込むと、いったんは失いかけながらも目の前にこぼれてきたボールを左足でフィニッシュ。軌道は右スミのゴールネットへ転がり込む。

「1回ルーズボールになったんですけど、そこに自分が勢い良く突っ込んでいったら、ボールが来た感じです。興奮していたので、何が起きたかあまりわかっていないような状態でした。もう最高に気持ち良かったです」。この大会前から本格的にサイドバックへコンバートされたという背番号2が大仕事。1-0。関東一が1点のリードを手繰り寄せる。

 ビハインドを負った多摩大目黒は、ロングスローや高い精度を誇るDF中野結心(3年)の正確なプレースキックも含めたセットプレーを中心に、ゴール前へシンプルに迫るアタックを打ち出し続け、28分には左サイドで高橋寛生が決定的なチャンスを迎えたものの、枠へ収めたシュートは「打った選手はブラインドの状態で見えなかったんですけど、出てきたボールに対してしっかり反応できるように構えていて、コースが正面付近だったのでしっかり弾くことができました」という関東一GK内海ジョシュア(3年)がビッグセーブ。同点ゴールは許さない。

関東一の守護神を任されているGK内海ジョシュア

 31分は多摩大目黒。左サイドを運んだ吉越のシュートは枠の上へ。36分も多摩大目黒。中央やや左寄り、ゴールまで約25メートルの位置から中野が直接狙ったFKは枠の左へ。39分も多摩大目黒。高橋寛生のFKにDF川畠暖世(3年)が合わせたヘディングはクロスバーの上へ。

「練習通りのパフォーマンスがチーム全体で出せて良かったですし、この大会は自分も結構ゾーンに入っていますね」と語るDFエバイェメウ賢人(3年)とDF茂木蓮音(1年)のセンターバックコンビに、ハイボールはほとんどキャッチで完結させていた内海の安定感も際立った関東一は、ゴールに強固な鍵を掛け続ける。

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