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[MOM4876]関東一DF福士琉斗(3年)_「サイドバック初ゴール」は貴重な決勝点に!コンバートされたばかりの元FWがチームを3大会ぶりの西が丘に導く!

ゲキサカ / 2024年10月29日 17時38分

貴重な決勝ゴールを叩き出した関東一高DF福士琉斗(3年=FASCINATEジュニアユース出身)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.26 選手権東京都Aブロック予選準々決勝 多摩大目黒高 0-1 関東一高 NICHIBUN SAKURA FIELD]

 ボールを前向きに持った瞬間、“元フォワード”の血にスイッチが入る。中央へと鋭く切れ込み、何とかボールを足元に収めながら、気付いたら左足を振り抜いて、気付いたらみんなが喜んでいた。

「コースが見えたので、とりあえずファーに蹴ってみたら入った感じでした。決まった瞬間は興奮していたので、何が起きたかあまりわかっていないような状態でしたね。もう最高に気持ち良かったです!」

 本格的に新しいポジションへとトライしたのは、この大会が始まる直前だという関東一高の“新米右サイドバック”。DF福士琉斗(3年=FASCINATEジュニアユース出身)が大舞台で発動させた得点感覚が、チームを西が丘の舞台へと鮮やかに導いた。


「最初は相手の方が勢いがあったので、それでちょっと押し込まれる時はあったんですけど、いったん乗り越えたら、前半の途中ぐらいからマイボールになってきたと思います。そこからは普段通りにやれていたので良かったですね」。

 福士はチームのパフォーマンスに、小さくない手応えを感じていた。東京4強の懸かったクォーターファイナル。多摩大目黒高と対峙した一戦は、やや押し込まれる時間の長い前半の序盤を強いられたものの、関東一は少しずつ自分たちのイメージをピッチで具現化していく。

 託されていたミッションははっきりしていた。「しっかり練習通りに相手のウイングバックとインサイドハーフを動かしながら、右サイドハーフの青山(恵斗)くんが動きやすいような感じでやっていたので、そこは良かったと思います」。右サイドバックの役割は、相手の左ウイングバックと左のインサイドハーフに足を使わせつつ、味方の右サイドハーフをサポートすること。両方を意識しながら、それでも頭の片隅でアクセルを踏み込む瞬間は、確かにイメージしていた。

 チームを率いる小野貴裕監督は、前半の福士のあるプレーが印象に残っていたという。「開始何分かの一番最初のシュートを福士が打ったんですけど、あのシュートの外れ方を見て『あ、ちょっとありそうだな』と思いました。いる場所も良かったですし、迷わずにやり切ったので」。チームのファーストシュートを打ち切った積極性から、ポジティブな“予感”を覚えていた。

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