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夏の王者・旭川実が過去3年敗れていた北海に雪辱。3発逆転勝ちで6年ぶりの選手権へあと1勝:北海道

ゲキサカ / 2024年10月31日 23時10分

後半30分、旭川実高は右SB森裕雅が右足シュートを決めて勝ち越し

[10.27 選手権北海道予選準決勝 旭川実 3-1 北海高 札幌サッカーアミューズメントパーク]

 宿敵に逆転勝ちの旭川実が、全国王手。第103回全国高校サッカー選手権北海道予選準決勝が27日に札幌市東区の札幌サッカーアミューズメントパークで行われ、旭川実高と北海高が激突。旭川実が3-1で逆転勝ちした。旭川実は11月2日の決勝で札幌大谷高と戦う。

 旭川実はインターハイ予選で4連覇中だが、選手権予選では北海の壁に阻まれていた。前回大会決勝は延長戦で惜敗。2021年度決勝と2022年度準々決勝はいずれもPK戦で敗れている。勝って選手権予選を3連覇していた北海に対し、今回、逆転勝ち。注目CB渡邊航生(3年)は「めちゃめちゃ嬉しい。高校入って初めての選手権の時、観客席で見てて、北海にPKで負けていて去年も決勝で(札幌)ドームで負けてたのがあった。(打倒・北海へ)凄い自分はこだわりが強かったです」と明かし、U-17日本高校選抜のFW清水彪雅(3年)も「とりあえずまだ準決勝ですけど、北海に対して勝てたのはチームとして大きい」と宿敵撃破の喜びを噛み締めていた。

 旭川実の先発は、GK吉田翔(3年)、DFは右から森裕雅(2年)、峯村悠太(3年)、渡邊、西里有仁(3年)の4バック、萩野琉衣主将(3年)と柿崎陽太(2年)のダブルボランチ、右SH高杉龍乃介(3年)、左SH鈴木琉生(3年)、トップ下がU-17日本高校選抜候補の澁谷陽(3年)で最前線に清水が入った。

 一方、北海はGK鈴木庵(3年)、DFはゲーム主将の渡部雄大(3年)、加賀谷心(3年)、西垣凌羽(2年)の3バックで右WB熊谷颯(3年)、左WB井波秀樹(3年)。中央はアンカーの谷口健太(2年)の前に曵地優斗(2年)と中村友哉(3年)が並ぶ形で構成し、2トップをプリンスリーグ北海道12発の岡野琉之介(3年)と増谷拓海(2年)が務めた。
インターハイ予選優勝校・旭川実と選手権予選3連覇中の北海が準決勝で激突
 前半、旭川実の富居徹雄監督(2024年U-17日本高校選抜監督)は、「硬かったですよ。ちょっと警戒しすぎてるところがあって」と振り返る。萩野や柿崎が係わりながらビルドアップにチャレンジしていたが、全体的に相手守備ブロックの外側でボールを回す形に。12分、17分と高杉がドリブルでマークを外してクロスへ持ち込み、22分にはPAの澁谷が粘って左足を振り抜くシーンもあったものの、前線の清水、澁谷へ縦パスを差し込む回数が少なく、同サイドに追い込まれてボールを失う回数が増えてしまっていた。

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