[MOM4892]開志学園JSC FW阿部日夏太(3年)_今大会は怒涛の4戦14発!絶対的エースが延長後半ATにハットトリック達成の勝ち越しPKで「約束のビッグスワン」帰還を引き寄せる!
ゲキサカ / 2024年11月3日 20時45分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.2 選手権新潟県予選準決勝 日本文理高 3-4(延長) 開志学園JSC高 長岡ニュータウンサッカー場]
このチームで3年間積み重ねてきたものには、揺るがぬ自信を持っている。ここまでは思うような自身の結果を叩き出してきたが、すべては次の1試合で躍動するための助走に過ぎない。ビッグスワンで、ファイナルで、絶対にゴールを決める。それがエースの為すべき唯一の仕事だから。
「まずはこの準決勝でハットトリックを達成できたのは、自分自身の成長に繋がるんじゃないかと思いますし、より自信を持って、自分らしく決勝へ向かえるプレーが今日はできたんじゃないかなと思います。インターハイの決勝だったり、去年の選手権の決勝のような大舞台で決められなかったので、あとは決勝で得点を決めるだけですね」。
開志学園JSC高を最前線で牽引し続けてきた絶対的なエースストライカー。FW阿部日夏太(3年=田口フットボールアカデミー出身)が2試合続けて達成した圧巻のハットトリックが、苦しむチームを約束の決勝へと逞しく導いた。
高校選手権新潟県予選準決勝。日本文理高と対峙した一戦は、降り続く雨の中でピッチに水溜まりもできる厳しいコンディション。ある程度割り切った戦い方を選択した開志学園JSCは、シンプルなアタックで立ち上がりからペースを引き寄せ、前半21分にはMF荻原怜大(3年)のゴールで、幸先よく先制点を奪う。
前半33分。左サイドで獲得したCK。キッカーのMF岸田朔太郎(3年)が蹴り入れたボールを、キャプテンのDF松浦朔太郎(3年)が頭で折り返すと、絶妙のポジショニングで待っていた阿部が、こちらもヘディングでボールをゴールへと流し込む。
「コーナーから自分たちの独自の形で入って、ああいうふうに中に入っていくことで、相手もマークの付きづらさは絶対にあったと思いますし、『ゴールを獲りたい』という気持ちを持ちながら、ゴール前で待っていられるところに自分の成長を感じました」。まずは1点目。チームもリードを2点に広げる。
後半35分。同点に追い付かれたばかりの状況にも、メンタルに微塵もブレはない。相手のセットプレーを跳ね返した流れから、FW徳丸祐希(3年)が縦に大きく蹴り出したパスへ諦めずにスプリントした阿部は、飛び出してきたGKより一瞬早くボールをつつくと、がら空きになったゴールへ丁寧にシュートをプッシュする。
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