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[MOM4908]青森山田FW石川大也(3年)_1ゴール1アシストにPK獲得!全得点に絡んだ「山田のストライカー」が勝ち獲った指揮官との”2度のハグ”

ゲキサカ / 2024年11月5日 20時30分

全ゴールに絡む活躍で県28連覇の主役をさらった青森山田高FW石川大也(3年=足柄FC出身)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.4 選手権青森県予選決勝 青森山田高 3-1 八戸学院野辺地西高 カクヒログループアスレチックスタジアム]

 このチームのストライカーポジションを託されたからには、必ず結果を残さなくてはいけない。そのために誰よりも努力を積み重ねてきた自信はある。倒されても、倒されても、何度でも立ち上がり、ゴールを目指す。チームのために、信じてくれる監督のために、そして、3年間の苦しい時間をともにしてきた仲間のために。

「『山田のストライカーとして、しっかり結果を出さなきゃいけない』と試合前から思っていましたし、『オレがここで点を獲って、チームを勝たせる』と思っていました。この一戦に懸ける想いは強かったですし、勝つための準備を後悔がないようにやってきたからこそ、このような結果で終われたことが良かったです」。

 全国連覇への挑戦を唯一許されている青森山田高の超献身的ストライカー。FW石川大也(3年=足柄FC出身)はファイナルの舞台で3ゴール全てに絡む圧巻のパフォーマンスを披露して、県28連覇の主役を鮮やかにさらっていった。


「強い風が吹いている中で、試合の入りも局面で負けてしまったり、ボールが相手のゴール前にこぼれるシーンもなかったので、自分たちのペースになかなか持っていけなかったです」。石川は前半の展開をそう振り返る。高校選手権青森県予選決勝。八戸学院野辺地西高と対峙した青森山田は、相手の勢いに押される格好で立ち上がると、19分にサイドアタックを食らって失点。いきなり追いかける展開を強いられる。

 焦ってもおかしくない状況だったが、石川はいったん落ち着いて、メンタルを丁寧に整える。「前の日からいろいろなシチュエーションを想定していたので、『やるべきことは何か』ということをもう1回自分の中でリセットして、切り替えてやりました」。自分のやるべきことを、『山田のストライカー』が果たすべき仕事を、シンプルに頭の中で整理する。

 38分。石川が前線でボールを収めた流れから、MF川口遼己(3年)が右へ振り分け、縦に運んだMF長谷川滉亮(2年)がクロスを上げると、冷静にゴール前の状況を見極めていた9番は、適切なポジションに飛び込んでいく。

「滉亮がうまく抜けてくれて、クロスまで行った時に、『絶対ここに来るな』という自分の感覚があったので、中に思い切り入るというよりは、少し入るのを遅らせて、こぼれてきたボールを打とうというイメージで狙っていました」。

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