[MOM4908]青森山田FW石川大也(3年)_1ゴール1アシストにPK獲得!全得点に絡んだ「山田のストライカー」が勝ち獲った指揮官との”2度のハグ”
ゲキサカ / 2024年11月5日 20時30分
今大会の石川にはストライカーナンバーの9番が渡されたが、プレミアリーグでは19番を背負っていることからもわかるように、決してシーズンスタートから今の立ち位置を確立していたわけではない。プレミア初出場は第5節の昌平高戦。だが、その試合でいきなりゴールを決めると、以降は指揮官の信頼を勝ち獲り、すべての試合でスタメン起用され続けてきた。
今や正木監督も「練習中も凄く厳しいことを言っていますし、今年の雑草魂というチームの象徴かなと。高いモチベーションでここまで来るというのは、正直驚いています。そういう彼の努力や想いの強さは我々指導者も見習わないといけないなと思うぐらい、凄いと思いますね」と手放しで称賛するほどの存在感を打ち出し続けている石川だが、この日の試合後には個人的に嬉しかったということを笑顔で明かしてくれた。
「正木さんとハグするのは今日が初めてでした(笑)。3点目を獲った時も、みんな応援席の方に行っていたんですけど、ベンチの仲間の元に行ったら、正木さんが『ナイス!』と言ってハグしてくれて、プレミアでもまだそういうことができていなかったので嬉しかったですね。点を獲った時と交代の時と2度ハグしてもらいました」。指揮官と交わした“2度のハグ”は、18歳にとって思い出に残る貴重な出来事だったようだ。
日本一に輝いた昨年度の大会はメンバー入りが叶わなかっただけに、石川の中でも主力として臨む今回の大舞台への期待感は、間違いなく今まで以上に高まっている。「選手権は自分が夢見てきた大会ですし、また一段とレベルが上がってくる大会なので、もっともっと自分にできることを見つけて、ストロングポイントをしっかり発揮して、チームを勝たせるような点を獲りたいです」。
たゆまぬ努力でたどり着いたポジションは、もう絶対に手放さない。誰からも絶対的な信頼を寄せられている、勇気と献身を兼ね備えた2024年の『山田のストライカー』。国立競技場のゴールネットを自らのシュートで揺さぶる瞬間をイメージしながら、石川大也はこれからも一歩ずつ、一歩ずつ、成長の足跡を自分の中に刻んでいく。
(取材・文 土屋雅史)
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