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東海大相模が初の神奈川決勝進出!身に着けたタフさと技術力で日大藤沢に良さを出させず3連覇を阻止

ゲキサカ / 2024年11月6日 9時42分

東海大相模高が初の神奈川決勝進出

[11.3 選手権神奈川県予選準決勝 日大藤沢高 0-0(PK2-4)東海大相模高 ニッパツ]

 東海大相模が日大藤沢の連覇を止め、初の決勝進出! 第103回全国高校サッカー選手権神奈川県予選準決勝が3日に行われ、3連覇を狙う日大藤沢高と東海大相模高が激突。東海大相模が0-0(PK4-2)で勝ち、決勝(9日)へ進出した。

 東海大五高(現東海大福岡高)選手、コーチとして選手権を経験し、同校監督も務めた有馬信二監督の就任から14年目で初の決勝進出。東海大相模は、16強入りした今夏を含めインターハイには4度出場しているが、選手や若いコーチに「絶対味わってもらいたい」(有馬監督)という選手権出場へあと1勝とした。

 日大藤沢はGK小久保亮大(3年)、右SB酒匂陽豊(3年)、CB横山波音(3年)、CB榎本来輝(2年)、左SB宮川空(3年)、中盤の底に北浦悠月(3年)とU-19日本代表MF布施克真(3年)、トップ下が徳永壱太(3年)、右SH宮澤朋哉主将(3年)、左SH岩内類(3年)、FW伊東大輝(3年)の11人が先発した。

 一方、東海大相模はGKが松坂亮(3年)、右SB森安南翔(3年)、CB塩田航央(2年)、CB石井龍翔(2年)、左SB佐藤碧(3年)、長井隆之介主将(3年)と高畑旺崇(3年)のダブルボランチ、右SH辻将輝(3年)、左SH小林正樹(3年)、前線に沖本陸(3年)と小林晄也(3年)が構えた。

 延長戦を含めた100分間のシュート数は、互いに3本。東海大相模の有馬監督は「今日の戦いはもうミドルゾーンの戦いだっていうのはずっと言ってたんで。あそこで負けたら攻められるし、勝てば攻めれるしっていうところで、そこは止めることもできたけれど、もう1個前でやりたかったですけどね。そうすると、もっとチャンスがうちに来たかなっていうのはあったんですけど」と振り返る。

 東海大相模は、高畑が日大藤沢の注目MF布施にマンツーマンに近い形でマーク。日大藤沢がビルドアップする際、SBが上がって空いたスペースへ落ちる布施や徳永に中央からプレッシャーをかけ、相手が消極的な選択をするようなシーンを増やしていた。ミドルゾーンの攻防で相手を止めることに成功。同時に「1番警戒してたんで。彼にボールが行かないように」(有馬監督)と相手MF宮澤にボールが渡らないような守り方で“要注意人物”を封じ、たとえボールが渡っても十分にはドリブルをさせなかった。
東海大相模の右SB森安南翔がタックルを決める日大藤沢MF宮澤朋哉主将は東海大相模に警戒される中、必死にチームを引っ張った
 その東海大相模は、長井や小林晄が賢く、また献身的に味方の急所を埋める動き。加えて的確なカバーリングが光るCB石井や最終ラインから味方を動かす塩田、強度高くボールを奪い返す森保と佐藤碧の4バックも安定し、日大藤沢を良く封じこんでいた。
東海大相模のMF長井隆之介主将は貢献度の高い動き
 東海大相模も攻撃でなかなか重心を前に押し出せなかったものの、ボールの握り合いで日大藤沢を上回り、小林正、辻の両翼のドリブルなどを活用した攻撃。そして、スローインを獲得すると、佐藤碧が飛距離十分のロングスローを投げ入れた。

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