佐賀東が慌てずポジショニングで優位に立って3発逆転勝ち。選手権で前回大会の8強超えに挑戦
ゲキサカ / 2024年11月13日 7時58分
[11.10 選手権佐賀県予選決勝 佐賀東高 3-1 龍谷高 駅前スタ]
前回大会の8強超えへ、まずは佐賀制覇。第103回全国高校サッカー選手権佐賀県予選決勝が10日、鳥栖市の駅前不動産スタジアムで行われ、前回全国8強の佐賀東高と龍谷高が激突。佐賀東が3-1で勝ち、2年連続14回目の優勝を飾った。
佐賀東は、前回大会の経験者を半数残す陣容。九州新人戦で4位に入っているが、インターハイ予選は準決勝で敗れている。決勝の先発はGKが中里好佑(3年)、4バックは右から田中佑磨主将(3年、U-17日本高校選抜候補)、後藤光輝(3年)、甲斐桜助(3年)、江頭瀬南(3年、U-17日本高校選抜候補)、中盤は中村琥道(3年)と甲斐巧海(3年)のダブルボランチで右SH大島弘賀(3年)、左SH江口賢伸(3年)、2トップを石川僚祐(2年)と三原拓実(2年)が務めた。
一方、夏の九州大会で2位、インターハイ予選に続く2冠を狙う龍谷の先発は、GKがゲーム主将の原田浩斗(3年)で、早川暖人(3年)、光安佑斗(3年)、松村玄将(2年)の3バック。ダブルボランチが伊賀遥生(2年)と大城侑昊(3年)、右WB 江原大翔(3年)、左WB中村太朗主将(3年)、2シャドーが井上叶翔(2年)と野口大翔(3年)、最前線に一ノ瀬利穏(2年)が入った。
佐賀東は5分に大島が左足シュートを放つが、直後に龍谷が先制点を奪う。野口の左足シュートはブロックされたものの、早川が素早く奪い返し、井上が右へさばく。そして、江原の右クロスを一ノ瀬が相手GK、DFの前で合わせてリードを奪った。
龍谷はFW一ノ瀬利穏が先制ヘッドを決めるなど存在感のある動き
佐賀東は今大会初めてリードされる展開となったが、蒲原晶昭監督は「失点してもちゃんとできるっていうことは言ってたんで、全然選手も慌ててなかったじゃないですか」と語り、主将の田中佑も「最初に失点してしまうっていうケースのも考えた上でこの試合に挑んできたので、最初ああいう形で隙あって失点してしまったんですけど、メンタルの部分で自分たちもコントロールできていたので、そこまで焦らずにやりました」と振り返る。
7分にCKのこぼれを拾った江口が、DFをかわして左足ミドル。14分には甲斐巧の右アーリークロスのこぼれ球を三原が右足で狙う。これはGK原田に阻まれたが、直後にも江頭の鋭い左クロスがゴール前に入った。
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