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「いつもとは違う15分間」のベースになったのは「いつも通り」を貫くマインド。実践学園は終盤の決勝点で駒澤大高を振り切って7年ぶりの全国に王手!:東京B

ゲキサカ / 2024年11月12日 8時14分

 30分は駒澤大高に決定機。FW岸本空(3年)が基点を作り、片本のクロスをMF西澤航星(2年)は左足で叩くも、軌道はわずかにクロスバーの上へ。34分は実践学園。ショートカウンターから運んだ本間は状況を見極め、40m近いミドルにトライ。前に出ていた駒澤大高GK丸林大慈(3年)も懸命に戻ってファインセーブで掻き出すも、見ごたえのある攻防。前半は0-0で40分間が終了する。


 後半12分。駒澤大高は左サイドでFKを獲得する。10番を背負うFW内田龍伊(3年)が蹴り込んだ鋭いキックに、GKともつれながら岸本が頭でコースを変えたボールはゴールネットを揺らしたが、主審はオフェンスファウルでノーゴールとジャッジ。「アレが決まっていたら、もっと苦しい試合になっていたと思います」と内田監督も振り返った実践学園は命拾い。スコアは動かない。

 ただ、後半は実践学園の攻めるターンが続く。「思ったよりも駒澤さんが中盤より前にはそこまでプレスに来なかったので、本間や代わった(片岡)郁翔にボールが収まっていたように見えましたし、そこでウチがやりたいことができましたね」(内田監督)。前線にボールを当て、そこに福田やMF吉浦晴(2年)も関わりながら、山崎と岩崎の両翼にも徐々に躍動感が。駒澤大高も嶋田、DF小池俊輔(3年)、DF斎藤俊輔(3年)で組んだ3バックを中心に堅い守備で対抗するものの、ドイスボランチのMF寺尾帆高(3年)とMF矢島礼偉(3年)も前に出ていく回数が限られ、良い形のアタックを繰り出せない。

 29分に訪れたのは青の歓喜。冨井のオーバーラップから掴んだ右CK。DF峰尾燎太(3年)が正確な左足のキックを中央に届けると、競り勝った美濃島のヘディングはゴールネットへ吸い込まれる。「スケさん(鈴木佑輔コーチ)にも監督にも期待されていたのに、なかなか結果を出せなかったので、この大一番で決められて嬉しかったです」という185センチのセンターバックが大仕事。とうとう実践学園が1点のリードを奪う。




 追い込まれた駒澤大高は攻める。35分。内田が右から蹴り入れたFKに、途中出場のFW富田澪(3年)が合わせたヘディングは実践学園GK樋口暖人(3年)が丁寧にキャッチ。40分。後半から投入されたU-16日本代表候補のFW岩井優太(2年)とのワンツーから、内田が左に流れながら放ったシュートは、ここも樋口がキャッチ。チャンスは迎えながらも、ゴールが遠い。

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