自分たちの力を把握することで見えてきた「2024年の色」。5発快勝の堀越は難敵・日大豊山に7か月前のリベンジ完遂で東京連覇まであと1勝!:東京B
ゲキサカ / 2024年11月12日 8時20分
[11.10 選手権東京都予選Bブロック準決勝 日大豊山高 1-5 堀越高 味の素フィールド西が丘]
ここまでのシーズンも決して思うような結果は残せてこなかった。周囲からの『全国4強』という視線だって気にならないはずがない。でも、苦しんできた分だけ、自分たちのことは自分たちが一番よくわかっている。7か月前に同じ東京準決勝で敗れた相手とのリターンマッチ。確実に遂げてきた成長の跡を、絶対に見せつけてやる。
「勝ちたいのは僕じゃなくて、彼らじゃなきゃいけないので、彼らの中で勝つ術を、勝つ可能性をどう探るかというのは相当やり込んできています。彼らは自分たちの良いところも見ていますし、ダメなところも知っているので、そこをみんながちゃんと理解し始めてきているのかなと思います」(堀越高・佐藤実監督)
前半の爆発力で勝ち切り、東京連覇に王手!第103回全国高校サッカー選手権東京都予選Bブロック準決勝が10日、味の素フィールド西が丘で行われ、日大豊山高と前年度全国4強の堀越高が激突した一戦は、前半25分までに3ゴールを重ねた堀越が5-1で日大豊山に快勝。関東大会予選準決勝で競り負けたリベンジを達成し、ファイナルへと勝ち上がっている。
スコアは早々に動く。前半6分。右サイドを前進した堀越は、FW三鴨奏太(2年)のスルーパスに抜け出したFW高橋李来(2年)がマイナスに折り返すと、MF小泉翔汰(3年)のシュートはいったんDFにブロックされたものの、こぼれ球を小泉がきっちり押し込む。「『あ、来た!』『ヤバい、外した!』『あ、でもこぼれてきた!』みたいな感じでした」と笑った18番の先制弾。いきなり堀越が先制点を奪う。
疾風怒濤。次の得点は10分。今度は左サイドで小泉が粘って残し、DF瀬下琥太郎(3年)の横パスを受けたMF渡辺隼大(3年)が果敢に放ったミドルは、完璧な軌道を描いて左スミのゴールネットへ突き刺さる。「前半で2点先に獲れたのは本当に大きかったと思います」と口にしたのは堀越のディフェンスリーダーを任されているDF森奏(3年)。2-0。点差が開く。
一気呵成。次の得点は25分。右サイドで少し中に潜った三鴨は左足でスルーパスをグサリ。フリーでディフェンスラインの裏へ飛び出した小泉は「ファーにひねって打とうとはイメージしていました」と右足を振り抜くと、ボールはゴール左スミへと綺麗に飛び込んでいく。「前半で点が獲れたのは凄く良かったです。人が絡みながら、ウチのチームの特徴が良く出ていたなというシーンだったのかなと思います」とは佐藤実監督。堀越が3点のアドバンテージを握って、最初の40分間は終了した。
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