初招集10名超のU-16日本代表候補が大阪合宿最終日に阪南大高、C大阪U-18と練習試合。経験を変化のきっかけに
ゲキサカ / 2024年11月14日 11時59分
U-16日本代表候補が今月10日から13日まで大阪府内でトレーニングキャンプを行った。最終日の13日には、阪南大高(大阪)、セレッソ大阪U-18とそれぞれ練習試合(各45分ハーフ)を実施。阪南大高戦は1-5で敗れ、C大阪U-18戦は2-2で引き分けた。
今回のU-16日本代表候補は、10月のU-17アジアカップ予選メンバーを除く選手たちで、10人を超える初招集組などによって構成。所属チームで来年は中心選手になっていきそうタレントだが、廣山望監督は「その前に、この3か月、4か月で、ガラッと意識を変えてやった方が絶対良さそうなグループ」とこの早い段階での意識変化を期待する。
それによって成長曲線を変え、来年開催されるU17アジアカップやU-17ワールドカップのメンバー入りや、その後の代表チームで活躍して欲しいという思いもある。U17アジアカップ予選はカタールを5-0で下すなど3連勝で突破し、メンバーは貴重な経験もしているが、その全選手が1年後に国際舞台に立っている保証はない。指揮官も「ワールドカップになったら大体3人、4人はU-17から入ってきたやつがいる」とミーティングで選手たちに説明。この日、各選手は高校3年生(U-18)中心の相手に自分たちの強みや代表チームで求められた基準を表現しようとした。
阪南大高戦はGK仲七璃(帝京長岡高)、右SB薄井翼(浦和ユース)、CB田中義峯(浦和ユース)、ゲーム主将のCB大石蓮斗(札幌大谷高)、左SB渡部友翔(大津高)、中盤はダブルボランチを杉山琥二郎(清水ユース)と樺山文代志(興國高)が組み、右SHが姫野誠(千葉U-18)、左SHが野村颯馬(鹿児島城西高)、そして、前田陽輝(福岡U-18)、吉崎太珠(日章学園高)の2トップでスタート。前半30分に唯一中学3年生のFW高橋成海(広島ユース)を投入し、その後も15分ごとにメンバー1人とポジションを代えて後半15分からはGK後藤陽翔(甲府U-18)がゴールを守った。
阪南大高戦の先発メンバー
対する阪南大高は、9日に選手権大阪府予選で優勝したばかり。MF福本一太主将(3年)やCB弥榮琉(3年)、成長株のMF硲冬真(3年)ら主力組とサブ組を組み合わせ、また前後半で大きく入れ替えたメンバー構成で90分間を戦った。
U-16代表候補は渡部のクロスなどでゴールを目指すと前半10分、ゴール前でDFの前に身体を入れた吉崎が連続でシュートへ持ち込む。だが、阪南大高DFがいずれもブロック。13分にも薄井のサイドチェンジから野村が中へ切れ込んで右足を振り抜くも、阪南大高DFが再びブロックする。
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