鹿児島城西の“終わりなき旅”は続く!宿敵・神村学園の連覇を7で止め、涙の8年ぶりV!:鹿児島
ゲキサカ / 2024年11月18日 12時22分
神村学園は鈴木、松下、福島を軸にボールを正確に繫ぎ、中央も見せながら金城、大成の両翼の攻撃力を活用。金城のロングスローや名和田のプレースキックを含めて相手にプレッシャーをかける。一方の鹿児島城西はなかなか攻撃の形を作ることができなかったが、ボールの取りどころを決め、コンパクトな守備。ファーストDFの寄せ、プレスバックを徹底し、中村颯が名和田を監視しながら、怠ることなくカバーリングする。
神村学園はMF福島和毅が係わりながら多彩な攻撃神村学園の注目エース、FW名和田我空は厳しいマークを受けながらのゲームに
また、最終ラインでは10月にDFへ再コンバートされた浮邉が守備能力の高さを発揮。DF背後を狙ってくる相手を確実に止め続ける。加えて、コンビを組む常が要所を締めるなど、狙い通りに無失点で試合を進めた。
その鹿児島城西は前半24分、大石が右サイドで起点を作り、ラストパスに走り込んだ重盛が右足シュート。30分にも重盛が中央でDF2人を剥がして前進し、右サイドへ開いた大石へはたく。そして、大石が中への動きからパス。重盛からのリターンを受けて左足を振り抜いた。
鹿児島城西MF重盛響輝の中央突破などから速攻
これはGK清水の守備範囲に飛んだが、直後にも敵陣での奪い返しから柳が左足シュート。38分にも、左サイドで回収した野村を起点にサポートした吉田が攻め上がる。大石のキープから最後は右の別府が右足を振り抜いた。決定機だったが、神村学園DF黒木がブロック。それでも、鹿児島城西は前半半ば以降、徐々に速攻を繰り出す回数を増やしていた。
一方の神村学園は、切り替えの速い守備から連動した攻撃を継続。前半終盤もパス交換から松下が左足を放ったほか、金城、大成がゴールライン際へ潜り込んでラストパスへ持ち込むなど攻め続ける。だが、40+3分に右CKから黒木の放った右足シュートがクロスバーをかすめるなど、チャンスで決め切ることができない。
鹿児島城西の新田監督は試合後、「(神村学園は)みんな点が取れるから。(勝つためには)決定機っていうのを抑えるだけではなくて、(相手が)外さないと無理だ」と考えていたことを明かす。この日、鹿児島城西は指揮官が「最高でした」と絶賛するパフォーマンス。その堅守、最後まで身体を投げ出すなど諦めない姿勢が神村学園にゴール前でのプレッシャーを与えていたのかもしれない。
鹿児島城西は後半8分、別府をMF當眞竜雅(3年)へスイッチ。神村学園は10分、11分と右サイドから同じ形で岡本が抜け出すも相手CB常やGK藤吉に阻まれた。鹿児島城西も野村がクロスへ持ち込むなど対抗。だが、神村学園も存在感を放つ新垣をはじめ、中野、黒木の3バックを中心に堅い。
鹿児島城西CB常眞亜斗が身体を張った守備
神村学園は20分に岡本とFW徳村楓大(2年)を交代。鹿児島城西は21分に野村とMF添島連太郎(3年)を入れ替えた。直後には速攻から添島と柳のコンビでチャンス。26分にも中村颯をMF中村慶登(3年)と交代し、相次ぐ3年生投入でチームを加速させた。同時に攻撃的に行く際に準備していたという3ボランチ、2シャドーに変えた形も機能。相手の3トップを3ボランチで抑えながら先制点を目指した。
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