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[プリンスリーグ関東1部]ともに選手権予選優勝から中2日、抽選会翌日に90分間の激闘。矢板中央vs帝京は2-2ドロー

ゲキサカ / 2024年11月21日 15時26分

後半45+2分、帝京は1年生DF吉澤頌裕が巧みな動きでDF2人をかわして右足シュート。このプレーがFW宮本の同点ゴールに結びついた

[11.19 プリンスリーグ関東1部第10節 矢板中央高 2-2 帝京高 矢板中央高校東泉G]

 選手権出場校対決はドロー。19日、延期されていた高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 2024 関東1部第10節の矢板中央高(栃木)対帝京高(東京)戦が栃木県矢板市の矢板中央高校東泉グラウンドで行われ、2-2で引き分けた。

 ともに今月16日の選手権予選決勝で勝利し、矢板中央は2年連続、帝京は15年ぶりの全国大会出場を決定。そこから中2日、前日には全国大会の組み合わせ抽選会とタイトなスケジュールの中で試合は開催された。

 ホームの矢板中央はプリンスリーグ関東1部で暫定4位。この試合に勝てば、プレミアリーグプレーオフ圏内の同3位・浦和ユースと勝ち点で並ぶという重要な一戦だった。MF平野巧(2年)が累積警告で出場停止だったが、U-18日本代表GK藤間広希(3年)、DF佐藤快風主将(3年)、永井健慎(2年)、小倉煌平(3年)、MF田中晴喜(3年)、外山瑛人(3年)、渡部嶺斗(3年)、山村瞳輝(3年)、井内哲心(3年)、FW堀内凰希(3年)、加藤神人(3年)と選手権予選決勝と9名が同じ先発だった。
矢板中央はPK戦までもつれ込む戦いを制し、栃木2連覇。プレミア昇格へ向けて重要な一戦
 一方、リーグ6位の帝京は怪我を抱える選手に代わり、トレーニングでアピールをした選手が起用されるなど選手権予選決勝の先発から4名を変更。GK尾崎克蔵(3年)、DF永野太一(2年)、ラビーニ未蘭(3年)、畑中叶空(3年)、U-18日本代表の田所莉旺(3年)、MF加賀屋翼(2年)、砂押大翔主将(3年)、堀江真広(3年)、安藤光大(3年)、杉岡侑樹(2年)、FW宮本周征(2年)という11人でアウェー戦を戦った。
帝京は15年ぶりの選手権出場を決めてから中2日でのプリンスリーグ
 立ち上がり、「試合に入った時の切り替えっていう部分で、もうちょっと工夫できたのかなっていうのは思います」と砂押が振り返ったように、試合の入りに甘さのあった帝京から矢板中央が先制点を奪う。6分、縦パスで堀内がPAへ潜り込んで粘ると、PAでボールを回収した井内が中への動きから左足シュートを決めた。
前半6分、矢板中央MF井内哲心が左足で先制ゴールゴールを喜び合う
 リードを奪った矢板中央は、個々の技術力の高い帝京に対してオールプレス。堀内、加藤の2トップが相手の田所、畑中の2CBやGKまでプレッシャーを掛け、帝京の各選手がボールを引き出した際には矢板中央の選手が身体の触れるくらいの距離まで寄せ切っていた。そして、山村や永井がボールを引っ掛けると、田中、堀内がスペースへ飛び出すなど迫力のある攻撃。山村の左クロスが加藤へ通るシーンもあった。

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