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[MOM4948]鹿島ユースFW吉田湊海(1年)_ゴールは「生きている中で一番楽しいし、嬉しいし、本当に生きがい」。リーグトップスコアラーの1年生FWが土壇場での決勝点でエースの仕事完遂!

ゲキサカ / 2024年11月26日 12時17分

鹿島アントラーズユースをゴールで牽引するエース、FW吉田湊海(1年=FC多摩ジュニアユース出身)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.24 プレミアリーグEAST第20節 鹿島ユース 2-1 前橋育英高 鹿島アントラーズ クラブハウスグラウンド]

 ボールがゴールネットへ突き刺さったのを見届けると、観衆で埋まったスタンドの方へ全速力で走り出す。咆哮。絶叫。そして、舞う。エンブレムにキス。両手を広げる。やっぱりゴールを決めるって、最高だ。

「自分自身が生きている中で、あの瞬間が一番楽しいし、嬉しいし、本当に生きがいという感じです。あの景色は本当に気持ちいいですね」。

 プレミアリーグEASTの得点ランキングトップに立つ、鹿島アントラーズユース(茨城)の背番号40。FW吉田湊海(1年=FC多摩ジュニアユース出身)が土壇場で叩き出した決勝ゴールが、チームに大きな、大きな勝点3をもたらした。


 実は1か月半ぶりのメンバー入りだった。プレミアリーグEAST第20節。5位の前橋育英高(群馬)をホームで迎え撃つ一戦。鹿島ユースのメンバーリストには“交代選手”の上から6番目に吉田の名前が書き込まれる。

「ケガで自分が試合に出られない時は、サッカーもしたいし、プレミアにも出たいという感じでした」。10月5日に開催されたプレミア第17節の大宮アルディージャU18戦では、スタメンで登場してゴールも奪ったものの、直後に招集されていたU-16日本代表が臨むU17アジアカップは負傷のために辞退。しばらくの戦線離脱を強いられる。

 もともとすべてに100パーセントで取り組む性格。もちろんそれは彼のストロングではあるが、この期間に改めて自身の日常を見つめ直す。「自分もこういうケガでの離脱は初めてだったので、そこから身体のことは1回見つめ直しましたし、練習量もちょっとやり過ぎていたところもあったので、そこは『自分で調整できるようにやらなきゃな』と感じました」。ユースへの加入以降、とにかく走り続けてきた緊張感を少しだけ解放しつつ、この日の試合へ準備を整えてきた。

 鹿島ユースは前半2分にMF中川天蒼(2年)のゴールで先制したものの、少しずつ前橋育英のパスワークに押し込まれる時間が長くなり、守勢に回る展開を強いられながらも、1点をリードして迎えたハーフタイム。チームを率いる柳沢敦監督は決断する。

「しばらく戦列を離れていて、時間制限の中で復帰してきたところで、まだ90分の試合もやっていなかったので、復帰明けで45分は最長だったんですけど、彼の嗅覚、ゴール前にいるポジション、ボールを収めて周りの押し上げを待ったりとか、そういうプレーに期待して送り出しました」。左サイドで奮闘したMF小笠原聖真(3年)との交代で、40番が後半のピッチへ送り込まれる。

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