重要なプレーオフでも貫いたテーマは「いつも通り」。浦和ユースは清水ユースを撃破して昨季のリベンジを懸けた大一番へ堂々と挑む!
ゲキサカ / 2024年12月7日 8時47分
[12.6 高円宮杯プレミアリーグプレーオフ1回戦 清水ユース 0-2 浦和ユース Balcom BMW広島総合グランド]
今回の2試合が自分たちの未来を左右する、重要な180分間になることは十分すぎるほどによくわかっている。だからこそ、いつも通りに、やってきたことを変えずに、今の自分たちを100パーセントでぶつける。勝利を引き寄せるためには、それが一番の近道だと信じて、目の前のピッチでファイトするだけだ。
「もちろんレッズにプレミアを残すことが一番の置き土産になりますけど、それよりも『1試合1試合積み上げていこう』という話をしているので、今日もここで2試合を勝つということではなくて、今日勝つことだけを考えようというところですし、次もそうなると思います」(浦和レッズユース・平川忠亮監督)
盤石のゲーム運びで、プレミア復帰に王手。高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025参入を懸けたプレーオフが6日に開幕し、1回戦が行われた。Bブロックの清水エスパルスユース(東海1、静岡)と浦和レッズユース(関東3、埼玉)が激突した一戦は、浦和ユースが後半に挙げた2ゴールで勝ち切って、京都サンガF.C.U-18(関西2、京都)との2回戦(8日)へと駒を進めている。
負けたら終わりのプレーオフというシチュエーションもあって、お互いに慎重に立ち上がった中で、ファーストチャンスは14分の浦和ユース。DF田中一信(2年)が蹴った右CKから、キャプテンのDF阿部慎太朗(3年)が放ったシュートは枠の左へ外れるも好トライ。19分にも高い位置からFW会田光希(3年)がプレスを掛け、FW照内利和(3年)が枠へ収めたシュートは清水ユースGK後藤悠貴(2年)がキャッチしたものの、先制への意欲をフィニッシュに滲ませる。
一方の清水ユースは20分にチャンス到来。DF岩尾健琉(3年)のインターセプトから、MF土居佑至(2年)の枠内シュートは浦和ユースGK小森春輝(3年)が何とかキャッチしたが、以降はプレーメイカーのMF矢田龍之介(3年)のボールタッチも増加し、右からMF西原源樹(3年)、土居、MF小竹知恩(3年)が並んだ2列目のドリブルも冴え始め、少しずつ攻勢を強めていく。
それでも、浦和ユースは焦らない。「理想的には失った瞬間に奪い返したいですけど、それができない時は『まず戻ろう』と。上手く行かない時間帯をきっちり凌ごうというところでは、最低限のところはやってくれました」(平川監督)。阿部とDF田中義峯(1年)のセンターバックを中心に、相手のアタックを1つずつ凌いでいくと、40分にはビッグチャンス。MF井上大輝(3年)のパスを引き出した照内が打ち切ったシュートは、しかし左ポストにヒット。前半はスコアレスで45分間が終了する。
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