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チームに息衝いていた「トーナメントの勝負強さ」。G大阪ユースは高川学園の奮闘に苦しみながらも粘り強く勝ち切って3年ぶりのプレミア復帰に王手!

ゲキサカ / 2024年12月8日 7時40分

ガンバ大阪ユースは苦しみながらも粘り強く勝ち切ってプレミア復帰に王手!

[12.6 高円宮杯プレミアリーグプレーオフ1回戦 G大阪ユース 2-1 高川学園高 Balcom BMW広島総合グランド]

 思い通りの試合展開には持ち込めなかった。先制しても追い付かれ、さらにピンチを迎える場面もあった。そんな流れだからこそ、貫くのは今まで積み上げてきた“自分たちの色”。青黒の若き戦士たちには、一発勝負を勝ち抜いてきた確かな自信が息衝いていた。

「みんな各々プレーは良くなかったですけど、ここまで積み上げてきたスタイルがありますし、メンタリティ的な部分では、クラブユース(選手権)を2連覇しているからこそ、チーム全体に落ち着きはあったんじゃないかなと思います」(ガンバ大阪ユース・森田将光)

 苦しいゲームをチームの総力で制して、プレミア復帰に王手。高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025参入を懸けたプレーオフが6日に開幕し、1回戦が行われた。Dブロックのガンバ大阪ユース(関西1、大阪)と高川学園高(中国2、山口)が激突した一戦は、G大阪ユースが粘る高川学園を2-1で振り切って、横浜F・マリノスユース(関東2、神奈川)との2回戦(8日)へと勝ち上がった。


 先にチャンスを掴んだのはG大阪ユース。前半8分。MF大倉慎平(3年)のフィードにMF森田将光(3年)が抜け出し、枠へ収めたシュートは高川学園GK高城柊哉(2年)の正面を突くも、シンプルなアタックから決定的なシーンを創出する。だが、キャプテンのDF古河幹太(3年)が「今日は全体を通して硬かったかなと思います」と振り返ったように、以降はなかなか攻撃のテンポを生み出せない。

 逆に高川学園は最前線のFW大森風牙(2年)のプレスをスイッチに、球際にも果敢にチャレンジ。「怖じずにやり続けることが相手からしたらやっぱり嫌なんじゃないかというところで、果敢にどんどん懐に入り込んでいく守備をやり続けることによって、相手のリズムも半減していくでしょうし、そこの部分はある程度できたんじゃないかなと思います」とは江本孝監督。少しずつ守備からゲームリズムを引き寄せていく。

 25分にはMF松木汰駈斗(3年)の右クロスに、大森がフリーで合わせたヘディングはヒットしなかったものの、シンプルなサイドアタックから好機。28分にも宮城、大森、FW桑原崚成(3年)と細かくボールを繋ぎ、松木のミドルはG大阪ユースGK荒木琉偉(2年)にキャッチされたものの、高川学園が続けて際どいシーンを作り出す。

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