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J1昇格POでの涙に奮起誓った仙台・森山監督、場外声援のサポーターにも感謝「自分の娘がビデオを作っているのも見て…」

ゲキサカ / 2024年12月8日 6時31分

アウェー席を埋め尽くした仙台サポーター

[12.7 J1昇格プレーオフ決勝 岡山 2-0 仙台 Cスタ]

 昨季J2リーグ16位からの立て直しを託され、就任1年目でベガルタ仙台をJ1昇格争いに導いた森山佳郎監督だったが、最後はJ1昇格にあと一歩届かなかった。かつて2000年代に広島ユースで一時代を築き、15年以降はU-17日本代表の監督としてMF久保建英らとともに世界舞台に挑んだ名将は「一言で総括すると、J1に上がる力はまだまだ足りなかったということ」と率直に負けを受け止め、来季の奮起を誓った。

 4年ぶりのJ1復帰をかけて臨んだJ1昇格プレーオフ決勝は今季2戦2敗の岡山に屈した。3バックの堅守をベースに迫力のある攻撃を仕掛けてくる岡山に対し、サイド攻撃とカウンターに活路を見出したが、前半は要所でのミスが頻発。後半はFWオナイウ情滋の投入で何度か決定機につなげたが、「失点数が一番少ない岡山さんは守らせたら天下一品。崩すクオリティーと迫力が足りなかった」(森山監督)という結末に終わった。

 交代選手のクオリティーも含め、選手層の違いが際立った一戦。試合後会見、森山監督は真摯に現実と向き合い、奮起を誓った。

「僕らは去年の16位で、特に後半戦は22チーム中21位という成績で、どんどん落ちていた中で、今年スタートから『去年は足りなかったよね、今年やろうぜ』ということでみんな乗っかってきてくれて、6位ギリギリでプレーオフに滑り込みというところでは計画どおり、目標通りだったと思う。目標はJ1昇格と言いながらも、やはりたどり着けるとこはプレーオフ。(長崎との)1戦目は爆発力で勝てたけれど、J1に上がるまでの力は足りなかった。地力が足りない中、J2で6位なのでそのまま上がっても厳しかったと思う。もう一回、しっかりと地力をつけて、上がった時にJ1で残っていけるようなチームをもう一回作れたらと思います」

「選手に関しては残るとか残らないも出てくるでしょうし、実際に残ったメンバーと新しく入ったメンバーで新たなスタートにならざるを得ない。でも今日も岡山さんが喜ぶ姿を見ていた選手もいたけど、これを胸に刻んで。岡山さんも一昨年(のプレーオフで)悔しい思いをした選手が何人もいて、去年もエスパルスにいた竹内選手、神谷選手とか地獄のような悔しさを味わった選手がいた。木山監督に至っては5回目のチャレンジということで、やはりそういう悔しい思いをして、この試合にかける意気込みとか覚悟、そういうものが違ったなと。僕らももちろん相当持って挑んだが、まだまだ甘えぞということをガツンと殴られたような。こういう状況になって考えると、簡単に上がれるもんじゃねえだろと、そんなに甘くねえぞと今は思っています」

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