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1年前の悔しさ、「平さんを笑顔で...」がエネルギーに。浦和ユースがタフな戦いをPK戦の末に制し、プレミア昇格!

ゲキサカ / 2024年12月13日 23時24分

 京都は後半、相手FW照内のヘッドを許すシーンがあったものの、ともに効果的なパスを通す尹と昌山を軸にボールを保持しながら主導権を握った。14分には立川のスルーパスで西岡が抜け出すシーンも。後半、抜群のキープ力など違いを見せていた立川がアタッキングサードで相手DFを剥がしていたほか、右サイドでは柴田が高い位置を取り続け、抜け目なく動く尹や松本とともに崩し切ろうとする。
京都のU-17日本代表FW立川遼翔は後半、違いを生み出した
 また、左の小林の攻め上がりも交えて分厚い攻撃。ただし、簡単にはクロスを上げずに攻め直し、シュートを打てそうな局面でもパスやドリブルを選択したことでやや怖さを欠いていた。浦和もCB阿部が背後のスペースを良くケアしていたほか、田中義の奮闘も光るなど水際で阻止。20分に井上とMF山根且稔(2年)を、27分に田中一、和田と左SB横山海斗(3年)、MF白井桜介(2年)を交代した後も、各選手が足を止めずに1点を守り続ける。

 浦和の{{平川忠亮))監督は「ハイプレスも外されて運ばれるシーンが多い中で、最後のところ、ゴール前で両CB中心によくみんな戻って守備したと思います。色んな戦術があるけど、やっぱ最後戻れるかだし、身体張れるかだしっていうところで、気持ちみたいなもの見せてくれたんじゃないかなと思ってます」と頷く。
浦和はU-16日本代表候補の1年生CB田中義峯も奮闘
 だが、攻め続けた京都が浦和ゴールをこじ開ける。33分、相手を押し込むと中央の昌山がDFを引き付けて右前方へスルーパス。相手の脅威ととなっていた西岡がトラップから右足シュートを決め、1-1に追いついた。京都はこの後も酒井がワンツーでPAへ切れ込むなどチャンス。だが、相手の戻りの速さの前に決め切ることができない。浦和も松坂の左足ミドルなどで攻め返して後半を終えた。
後半33分、京都FW西岡佑真が同点ゴール攻め続けてゴールをこじ開けた
 延長戦では京都も体力的に厳しくなる中、浦和が盛り返して白井の飛び出しなどで勝ち越し点を目指す。延長前半6分には深田と会田をMF熊谷陽人(3年)とMF相賀天晴(3年)へ交代。交代選手も含めて後半、延長戦とタフな戦いで走り抜いた。

 以前は苦しくなるとバラバラになっていたというチームの変化。平川監督は「(苦しい時間帯が)必ずあるっていうのはみんなで話してたし、『そこを乗り越えれるか試される試合だよ』って話をしてたんで、本当に折れかけてたけどね、彼ら。ただ、ベンチでスタッフも選手も含めてみんな親もそうだし、応援してくれて、みんなが声かけたことで何とか乗り越えられたかなと思っています」と選手たちの踏ん張りを称賛していた。
浦和はCB阿部慎太朗主将中心にタフな戦い
 京都は延長後半5分、右CKから神田がクロスバー直撃のヘッド。6分に小林と尹を左SB音なぎ空(1年)とMF石本泰雅主将(3年)へ交代した。その石本がダイビングヘッドでのクリアを見せるなど、チームを活性化。だが、2点目を奪うことはできず、試合はPK戦決着となった。

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