1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

1年前の悔しさ、「平さんを笑顔で...」がエネルギーに。浦和ユースがタフな戦いをPK戦の末に制し、プレミア昇格!

ゲキサカ / 2024年12月13日 23時24分

 浦和はPK戦で「『3年生で蹴ろう』ってなっていて、やっぱり『悔い残らないように』っていうのは言ってたんで」(阿部)1人目から5人目まで全て3年生を配置。先攻の浦和は1人目の照内、2人目の松坂がゴールを破る。3人目の相賀のシュートが左ポストを叩いたものの、同じ3年生のGK小森が直後に相手3人目のシュートをビッグセーブ。すると、4人目の熊谷、5人目の横山も決める。最後は京都5人目のシュートが枠を外れ、浦和がプレミア昇格を果たした。
PK戦3人目、浦和GK小森春輝がビッグセーブプレミア昇格を決め、歓喜の浦和イレブン
 浦和は2023年のプレミアリーグプレーオフ決勝で帝京長岡高に1-2で惜敗。この日、京都U-18戦が行われたのは、1年前に帝京長岡が喜ぶ姿を目の当たりにした試合と同じ会場だった。

 主将のCB阿部は「帝京長岡が喜んでる姿っていうのは、自分たちは泣いて見ることしかできなくて、その時の悔しさっていうのはほんとに自分たちのエネルギーになりました。そのことがあって、やっぱり1年間、この日のために頑張れたし、ほんとに結果は1-1、PKで、押し込まれたりして、ほんと苦しい時間の方が多かったのかなって思うんですけど。技術の部分もそうですけど、それ以上にやっぱ気持ちの部分で『去年を超えたい』っていう気持ちの方が強くて、それを全員が持っていたので、今日は勝てたのかなと思います」と喜んだ。

 11月24日には、平川監督の来季からの琉球トップチーム監督就任が発表された。浦和の“レジェンド”平川監督は、浦和ユースのコーチを経て監督就任1年目。選手たちはその人間性にも惹かれていたという。阿部は「琉球の監督になるってことを聞いて、ほんとにショックではあったんですけど。でも、今年のユースのテーマが『チャレンジアンドポジティブ』って言ってたので、平さんはいつも僕たちに『チャレンジしろ』っていうことをおっしゃってくれてるので、平さんがチャレンジするのも当たり前のことなのかなっていう思いであったので、悲しい気持ちはあったんですけど、平さんも応援したいなっていう気持ちもありました」。選手たちは今大会、“いつも通り”に1試合1試合を戦うことに集中しながら「みんな、平さんを笑顔で送り出したいと思っていたはず」「絶対に勝ちたい」(阿部)という強い思いも持って戦い、プレミア昇格。会場外で胴上げして恩師を送り出した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください