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[MIZUNO CHAMPIONSHIP U-16]ハイレベルな準決勝“関東対決”は前橋育英に軍配!! 箱田航大が山梨学院の勢い阻むドリブル弾「絶対に優勝して帰りたい」

ゲキサカ / 2024年12月15日 20時46分

MF箱田航大(背番号7)が同点ゴール

[12.15 MIZUNO CHAMPIONSHIP U-16準決勝 山梨学院高 1-2 前橋育英高 時之栖うさぎ島G]

 “U-16日本一決定戦”2024 MIZUNO CHAMPIONSHIP U-16ルーキーリーグは15日、静岡県御殿場市の時之栖スポーツセンター うさぎ島グランドで準決勝を行い、A組首位で関東王者の前橋育英高(関東1/群馬)がC組首位の山梨学院高(関東3/山梨)を2-1で破った。前半にセットプレーから失点したが、後半に立て続けの2ゴールで一気に逆転。16日に行われる尚志高(東北1/福島)との決勝戦に歩みを進め、日本一に王手をかけた。

 ともに予選リーグを首位で突破し、準決勝で実現した関東勢対決。ボランチのMF松下歩夢ら技術の高い選手が光るポゼッション志向の前橋育英、1トップのFW近藤悠貴のフィジカルを活かしたダイナミック志向の山梨学院と、好対称かつハイレベルな構図となった。

 その中で主導権を握ったのは前橋育英。左サイドハーフのMF韮澤海成の突破で攻撃を前進させると、前半8分にはMF箱田航大の強烈なミドルシュートが枠内を襲う。一方、山梨学院もGK青木拓実が圧巻の存在感。箱田のシュートに続き、前半16分にはFW瀬間飛結の決定機にも立ちはだかり、0-0の均衡状態を保った。
再三の好セーブを見せていた山梨学院GK青木拓実
 すると山梨学院は前半20分過ぎから、DF藤井サリューの連続ロングスローで迫力ある攻撃を展開。同24分に先手を取った。左からのロングスローを長身のDF神山康介が頭でフリックすると、ファーサイドで反応したのはMF倉田穏。冷静なヘディングシュートでネットを揺らした。
山梨学院MF倉田穏(写真右)が先制ゴール
ロングスローで脅威を放った山梨学院DF藤井サリュー
 そのまま試合は後半へ。前橋育英は後半開始時、今大会ジョーカー起用が続いている関東MVP・得点王のFW立石陽向とMF佐々木悠太を投入。すると、試合前から「耐えて点を取って勝とうと話していた」(DF深見翔太)という選手たちがここから一気に畳み掛けた。

 まずは後半12分、前橋育英は右サイドで前を向いた箱田がドリブルで仕掛け、自らコースを空けると、味方がゴール前で待つ中でも思い切って右足一閃。「前半から何回かドリブルで仕掛けて行けるなと思っていたし、最後はシュートを打つだけだと思っていた」(箱田)。その一発は相手に当たったが、ボールの勢いは失わずに高く上がり、そのままゴールマウスに転がり込んだ。

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