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新潟医福大が大臣杯決勝のリベンジ完遂! 阪南大を6発撃破で3連勝インカレ8強入り! 3冠狙う夏王者はGL敗退に

ゲキサカ / 2024年12月19日 16時27分

 追いつかれた新潟医福大だが、前半の間に再びリードを奪う。前半アディショナルタイム3分過ぎ、敵陣右サイドまで松本がボールを運んで右足クロス。一度はクリアされるが、再びボールを収めた松本が今度は左足でボールを上げる。PA中央に詰めた田澤がダイレクトで合わせ、勝ち越しゴールを挙げた。

 阪南大はハーフタイムに2枚替え。川端と松本を下げ、MF松井匠(3年=高知高)とMF森村俊太(3年=京都先端科学大高)を出場させた。新潟医福大は細井のロングスローからチャンスを量産。一方、阪南大は金本が敵陣に入り込むが、GK桃井の飛び出しに阻まられた。

 後半17分、新潟医福大はチーム3点目。左サイドからカットインした松本が右横にパス。PA手前で待ち構えた高足に阪南大の守備陣が食いつくと、高足はその裏を突いてパスを出す。裏に抜けた吉田がGKとの1対1を決め切り、今大会4点目で3-1と点差を広げた。

 新潟医福大は2点リードしたが、阪南大の前節に2点差をひっくり返した攻撃力に対して警戒を解かない。後半27分、敵陣近くでボールを奪われたところを細井が奪い返して単騎突破。渾身の左足シュートで3点差をつけたとき、選手スタッフ含めてチーム全員で喜びを爆発させた。

 勢いを加速させる新潟医福大は後半31分、中盤の競り合いを制し、ボールを拾った吉田のスルーパスから上之平が決め切って5-1。40分には阪南大も一矢報いる。右サイド後方から野瀬がロングボールを蹴り、PA左で金本が落とす。ボールを受けた森村が左足シュートで1点を返し、2-5とした。

 だが、新潟医福大は自らの得点で試合を締める。後半アディショナルタイム2分過ぎに途中出場コンビがダメ押しの6点目。FW漆舘拳大(2年=札幌U-18)のパスを受けたMF若林来希(1年=尚志高)がシュートもGKのセーブに遭う。若林がボールを拾い、マイナス方向に戻すと、最後は漆舘がシュートを決めた。

 新潟医福大が猛攻を止めることなくシュート21本で6-2の大勝。グループリーグ3連勝で文句なしの首位通過を決めた。

 このグループリーグは雪辱戦が続いた。新潟医福大は第2節で一昨年のインカレ決勝で敗れた桐蔭横浜大に勝利。そして今節は今年夏の総理大臣杯決勝で敗れた阪南大を撃破した。佐熊裕和監督は「昨日のミーティングでも夏の悔しさをしっかり持っていた。気持ちが入ったいい試合だった」と目を細めた。

 夏からの成長は2つ。佐熊監督は「総理大臣杯の決勝でも決めるべきところで決めていればというところが彼らの中であった。そこを持ち続けてトレーニングでもやっていたので、こういう形になった」と攻撃面を挙げる。もうひとつはハードワーク。「チーム全体で戦えるところ。一人ひとりがサボらないでハードワークしながらやれるところは成長した。いいとき悪いときの波自体が少なくなってきた」と強調していた。

 それでも、指揮官は2失点の部分を指摘。「やっぱりゼロで行きたかったので、そこが一番悔いが残る」。次につながる課題ができたからこそ、さらなる成長も求める。「ここで終わることがないようにと、やはり優勝を狙おうと伝えた」と悲願の全国制覇を見据えていた。

 新潟医福大は22日の準々決勝で大阪学院大と対戦する。

(取材・文 石川祐介)
●第73回全日本大学選手権(インカレ)特集

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