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選手権出場で一つ恩返し。昨年、川崎F U-18から加入した帝京CB田所莉旺は「もっと」活躍して国立で金色のメダルを

ゲキサカ / 2024年12月25日 19時0分

帝京高のU-18日本代表CB田所莉旺(3年=川崎フロンターレU-15出身)は今冬、自身の「1番おっきいメダル」を金色に変える

 国立で優勝メダルを獲得する。帝京高(東京B)は15年ぶりの選手権出場。その最終ラインの要がCB田所莉旺(3年)だ。187cmの長身DFはスペースへ運ぶドリブルとショートパス、そして非常に正確なロングキックを操る。今夏以降は対人守備でも大きく成長。U-18日本代表入りも果たした。

 田所は、川崎Fのアカデミー時代にU-15日本代表候補、U-16日本代表に選出されていた逸材DFだ。23年シーズン開幕前に川崎F U-18から帝京へ加入。その1年目は全国大会に出場することができなかったが、今年度はインターハイ予選で優勝し、選手権予選も制した。川崎F、帝京に感謝する田所は、国立開幕戦(対京都橘高、12月28日)からスタートする選手権へ意気込み新た。注目DFが目標の日本一や帝京での日々などについて語った。

―選手権、去年届かなかったところに今年はたどり着くことができました。率直な感想を教えて下さい。
「去年はほんとに準決勝で負けてしまって悔しい思いをしていた中だったんで、今年、同じ相手(國學院久我山高)と決勝でっていうところで、より一層気持ちは入っていました。また、自分たちはあまり強く意識はしてなかったんですけど、15大会ぶりっていうところで、周りからの期待もある中で、こうやってしっかり東京の代表として選手権に出れるっていうことは非常に嬉しく思います」

―田所君にとっても是が非でもとっておきたいタイトルだったと思うが。
「帝京に入ってきて、やっぱり1つの目標でありましたし、サッカーやってきた中でも凄く大きい大会の1つ。そこを目指してたのもありますし、自分たちの代で出れるっていうのは凄く嬉しく思います」

―優勝の瞬間は砂押君と抱き合っていた姿を見たけれど、どんな感情だった?
「やっぱり、(砂押)大翔を中心に今年はやってきてたんで。最後、自分がボール蹴って終わって、その笛を聞いた時にこみ上げてきた思いっていうのはやっぱ強かったです。最初、目に入ったのが、大翔が泣き崩れている姿だったんで、大翔が1年間チームのためにやってくれてたんで、そこで一緒に喜んだって感じですね」

―途中から入ってきた分、自分が何とか連れていく、先輩たちにも期待されてるっていう話をしていたと思うが、それに応えられたのは本当嬉しかったのでは?
「先輩の代で自分が試合に出させてもらってたんですけど、思ったように活躍できなくて、もうほんとに不甲斐なさと、自分が入ってきてやってやろうって思ってた分、悔しさが強かったのが去年の大会だったんで。その中でも引退する時に、『次はオマエが引っ張って、絶対全国行ってくれ』っていう話は先輩方からしてもらってたので、それが1つ達成できたっていうのは恩返しの1つになったのかなっていうのと、去年1年、自分を育ててくれたのがやっぱ1個上の先輩たちだったので、ほんとに形として返せたのは良かったかなと思います」
帝京の仲間たちに支えられてきた
―先輩たちと話はできた?
「優勝した時に色々な先輩が『おめでとう』っていう話はして下さって、試合前も『頑張って、絶対行ってくれよ』っていう話があったんで、それに結果で応えられたのは良かったかなと思います」

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