ユース取材ライター陣が推薦する選手権11傑vol.3
ゲキサカ / 2024年12月28日 8時35分
第103回全国高校サッカー選手権が12月28日に開幕します。ゲキサカでは「選手権注目の11傑」と題し、ユース年代を主に取材するライター陣に選手権注目の11選手を紹介してもらいます。第3回は(株)ジェイ・スポーツで『Foot!』ディレクターやJリーグ中継プロデューサーを歴任し、現在はフリーランスとして東京都中心にユース年代のチーム、選手を取材、そしてゲキサカコラム『SEVENDAYS FOOTBALLDAY』も連載中の土屋雅史記者による11名です。
土屋雅史記者「2024年シーズンの日本サッカー界を締めくくる、最後のビックコンペティションに当たる高校選手権。11傑の選考基準としては、毎回設けている 『1チーム1名』と『過去にご紹介したことのない選手』に、『強い熱量を発している3年生』を加えました。3年生にとっては、泣いても、笑っても、これが高校最後の晴れ舞台。とにかく全力で選手権を楽しんでください!
以下、土屋記者が推薦する11名
GK大橋藍(帝京高3年)
昨年からカナリア軍団のゴールマウスを守ってきた熱血系守護神。選手権予選準々決勝では負傷欠場を強いられながら、“マネージャー”としてベンチに入ると監督以上にテクニカルエリア近くまで飛び出し、チームメイトを鼓舞。勝利の瞬間には誰よりも大きなガッツポーズを繰り出した。スタメンフル出場で15年ぶりの全国切符を掴んだ決勝の試合後には、「勝ちたいという想いや重圧から解放されたというか、レフェリーが笛を鳴らした瞬間にもう力が入らなくて、『やったんだ……』という感じでした」とピッチ上で涙を流す一幕も。試合中のPKを蹴ることもある足元の上手さも備えつつ、最後方から大声でチームを勇気付けてきた背番号1が、まずは開幕戦の国立競技場を熱く燃やす。
DF竹内利樹人(堀越高3年)
全国4強まで勝ち上がった昨年度からレギュラーを務める右サイドバックは、選手主導で試合の戦術や交代も決めていくボトムアップ方式を採用するチームのキャプテンに就任したものの、インターハイ以降は長期離脱。苦しい時間を経験しながらも、選手権予選の準決勝から戦列に復帰すると、決勝ではスタメンで登場し、2年連続となる東京制覇に貢献してみせた。「去年の準決勝で近江に負けた時から、『絶対国立に戻ってくる』という気持ちでこの1年間はずっとやってきたので、その集大成を見せたいと思います」。いろいろな面で昨年と比較されながら、小さくない重圧と戦い続けてきたシーズンの集大成。グレードアップして帰ってきた2024年の『堀越のキャプテン』に、是非注目してほしい。
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