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ユース取材ライター陣が推薦する選手権11傑vol.3

ゲキサカ / 2024年12月28日 8時35分

DF柴田陽仁(東福岡高3年)
3年ぶりに選手権へ帰還した『赤い彗星』の精神的支柱を務めるキャプテン。右も左も高次元でこなせるサイドバックは「そんなに足も速くないですし、身長も大きな方ではないので、相手が嫌がる間合いをずっと意識しています」と、強烈なアタッカーが居並ぶプレミアリーグでも常に“間合い”を意識してきたことで、守備での1対1に磨きを掛けてきた。最高学年になって初めて味わう冬の全国。「最近はタイトルが獲れていない中で、『強いヒガシ』を取り戻したいので、やっぱり東福岡は強いと思ってもらえるような、全国でも赤い彗星に憧れてもらえるようなサッカーをして、結果を残したいですね」。明確に目指すのは頂点から見る景色。国立競技場の表彰台での戴冠のみだ。

DF勝天嶺(新潟明訓高3年)
一般受験で新潟明訓の門を叩き、より勉強に力を入れるコースに通っているため、午後の授業のコマ数が多いこともあって、その分の練習時間を確保しようと4時半起きで朝練に通い続けてきた努力家。予選準決勝では自らがプレーしていた長岡FCジュニアユースと関係の深い、インターハイ全国4強の帝京長岡高を倒し、喜びに浸っている様子が印象的だった。好きな選手にジョルディ・アルバを挙げるように、左利きの左サイドバックとして攻撃参加とクロス精度の高さは大きな武器。真剣なサッカーは高校までと決めており、「人一倍頑張って、勝利に貢献して、良いサッカーの終わり方ができたらなと思います」と今大会に懸ける想いはとにかく強い。

MF星慶次郎(尚志高3年)
プレミアリーグでも対戦相手からキーマンに名前を挙げられることも多く、仲村浩二監督も「神田(拓人・早稲田大)みたいになってくれるんじゃないかと期待しています」と明言するような、今季の尚志には欠かせない絶対的な中心選手。4バック時にはボランチを、3バック時には中央のセンターバックをこなせる能力が、今年のチームの戦い方に小さくない幅をもたらしている。自身で感じているストロングポイントは「ボールを奪うところと、縦パスのようなチームにスイッチを入れるパスだと思います」とのこと。「監督には結構自由にやっていいと言われているので、自分が前でも後ろでもコントロールできるようにやっています」とも言い切る通り、ピッチ上の指揮者としての貫禄も十分だ。

MF石井陽(前橋育英高3年)
タイガー軍団にとって特別な“14番”を託されたキャプテンは、なかなか結果の出なかったシーズン前半戦を経て、「一時期は自分が言い過ぎてしまって、雰囲気が崩れてしまった部分があったんですけど、そこから自分のキャプテンの在り方とか、チームとしてどう戦っていきたいかが整理されたので、今は一体感が出てきているのかなと思います」と個性派集団を抜群のリーダーシップで牽引してきた。正確な配球力で攻撃をコントロールする一方で、球際にも激しく行ける守備力も有したボランチとしての能力も一級品。「小さいころから見ていた大会で、活躍すればいろいろな未来が見えてくる場所だと思うので、優勝目指して頑張りたいと思います」。7年ぶりの全国制覇を虎視眈々と狙っている。

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