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埼玉王者・正智深谷、8年ぶり全国で初戦突破!! 県予選から5戦連続1点差「粘り強いのが今年の良さ」

ゲキサカ / 2024年12月31日 12時59分

正智深谷高が初戦突破!

[12.29 選手権1回戦 正智深谷高 2-1 長崎総合科学大附高 NACK]

 第103回全国高校サッカー選手権は29日、1回戦を各地で行い、NACK5スタジアム大宮の第1試合は地元の正智深谷高(埼玉)が長崎総合科学大附高(長崎)を2-1で破った。3度目の挑戦で初勝利を飾った8年前に続いての初戦突破。埼玉県予選3回戦から数えて5試合連続の1点差勝利で、小島時和監督は「粘り強いがあるところが今年の良さ。それをこの初戦、地元の埼玉で大勢の観客に見せられてよかった」と胸を張った。

 夏王者・昌平高など強豪ひしめくの埼玉県予選を8年ぶりに突破した正智深谷と、2年連続10回目の全国出場を果たした長崎総大附の全国初陣。共に4-2-3-1のシステムで臨み、前半は互いにカウンター主体で攻め手を狙っていた。

 最初の決定機は前半13分、長崎総大附はFW坂本錠(3年=川崎市立川中島中)が中盤の高い位置から振り向きざまにロングシュートを狙うと、これが正智深谷GK森穂貴(3年=FC CORUJA)の手をかすめてクロスバーに直撃。跳ね返りにもMF松下昊稀(3年=FC佐伯S-play・MINAMI)が飛び込んだが、ダイビングヘッドもGK森に阻まれた。

 正智深谷にとっては守護神の大仕事で命拾い。小島監督も「大助かりですよね。あいつのハイボールは安心して見ていました。ファインセーブを連発していたし、GKの活躍がないとこういうトーナメントは勝てない。大したものです」と絶賛を惜しまず、「普段はおとなしくて出しゃばるタイプではないけど、ペナルティエリアでは出しゃばっていいプレーをしてくれる」と笑みを見せた。

 その後は正智深谷も徐々に主導権を握り、前半17分にはMF近藤七音(3年=FC多摩ジュニアユース)のミドルシュートが惜しくも左に外れたが、同21分にもカウンターからMF鹿倉颯太(3年=VITORIA KAMUIジュニアユース)がGKマガリェンス・アルナウド(3年=スマイスセレソン)を強襲するシュート。守備でもMF大和田悠主将(3年=坂戸ディプロマッツ)らが良いカバーリングを見せていた。

 すると前半37分、正智深谷が「入る予感がしていた」(小島監督)というセットプレーから試合を動かした。右CKのキッカーを務めたのは指揮官が「うちが点を取る時はだいたい鹿倉から」と称するレフティ。インスイングのボールにMF小西聖七(3年=VITORIA KAMUIジュニアユース)がニアサイドで合わせ、ヘディングシュートでネットを揺らした。

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