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[MOM4990]帝京大可児MF青木嘉宏(2年)_先輩スーパーエースを“友好的”ライバル視「絶対に加藤隆成より多く点を取りたい」有言実行2発!

ゲキサカ / 2025年1月1日 1時13分

MF青木嘉宏(2年=愛知FC庄内U-15)(写真協力『高校サッカー年鑑』)

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[12.31 選手権2回戦 帝京大可児高 5-1 大分鶴崎高 味フィ西]

 最大のライバルはチームが誇る絶対的エース。「加藤隆成くんを超えたい」をテーマに掲げる帝京大可児高の2年生アタッカーが、注目の大会初戦で有言実行の活躍を見せた。

 帝京大可児は1回戦シードのため、2回戦・大分鶴崎高戦が大会初戦。前半22分にエースのFW加藤隆成(3年=帝京大可児中)が単独突破から幸先よく今大会初ゴールを決め、1-0でリードしていた中、トップ下のMF青木嘉宏(2年=愛知FC庄内U-15)は大きなモチベーションを燃やしていた。

「選手権予選でも『加藤、加藤』と言われていて、僕も言われたいんで。『青木がすげえ』って。点を取ることが一番それを示せると思っているので、今大会は絶対に加藤隆成よりも多く点を決めて、自分のほうがすごいっていうのを見せつけたいです」(青木)

 その熱い思いを後半のピッチにぶつけた。まずは20分、加藤のシュートが相手にブロックされた直後、加藤がすぐさまプレスバックに走ったため、青木が最前線に攻め残る形に。すると途中出場のMF中村一輝(3年=帝京大可児中)から浮き球パスが送られ、ここぞとばかりにペナルティエリア内に抜け出した。

「一輝くんがアイコンタクトを取って、来ると思って走り出したら、ちょうどいいボールが来た」(青木)。前半から再三のスーパーセーブを見せていた大分鶴崎GK大倉公亮が飛び出してきたが、青木は先にボールにアプローチ。最後は頭でかわしてペナルティエリア右に運び、角度のないところから無人のゴールに流し込んだ。

 チームに大きく流れを引き寄せる追加点。青木は「自分自身も試合の流れが変わったと思っているので嬉しい」と笑顔を見せた。

 もっとも、青木のテーマは“加藤超え”。先輩のライバルが序盤にファーストゴールを決めている以上、ここで立ち止まるわけにはいかなかった。すると3-0とした直後の後半26分、その瞬間が訪れた。MF明石望来(3年=FCフェルボール愛知)からのパスをゴール正面で受け、重心移動で相手をいなすと、思い切って右足一閃。見事な“股抜き”シュートで2点目を沈めた。

「練習でも監督からゴール前は落ち着けば大丈夫と言われている。落ち着いて股が見えていたので良かった」(青木)

 このゴールで相手の戦意を削いだチームは終了間際にも得点を重ね、5-1で勝利。青木は試合後のピッチ上インタビューで「加藤くんを超えたいと思ってやっているので、隆成くんより上で嬉しい」とライバル意識をむき出しにすると、加藤が「10得点での得点王」を目標に掲げたのを受けて「僕は12ゴール決めます」と言ってのけた。

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