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前橋育英は土壇場で同点弾献上もPK戦で薄氷の勝利。愛工大名電は勝利目前での敗退も会場を魅了する躍動感を披露

ゲキサカ / 2024年12月31日 22時17分

前橋育英高はPK戦を制して3回戦へ!(写真協力=高校サッカー年鑑)

[12.31 選手権2回戦 前橋育英高 2-2 PK6-5 愛工大名電高 駒沢]

「自分たちの甘さが出た試合でしたけど、勝ったことをポジティブに捉えて次に繋げるしかないので、今日出た課題はしっかり振り返って、自分たちで受け止めて、ここからは勝ち進むだけだと思います」(前橋育英高・石井陽)

 2点差を追い付いたチャレンジャーの奮闘、わずかに及ばず。第103回全国高校サッカー選手権は31日、各地で2回戦を行い、駒沢陸上競技場の第1試合では前橋育英高(群馬)と愛工大名電高(愛知)が対峙。2-2からもつれ込んだPK戦で、守護神のGK藤原優希(3年)が相手の8人目をストップした前橋育英が、6-5で勝利を収めた。2日の3回戦では帝京大可児高(岐阜)と対戦する。


「前育さんはスカウティング以上に、上手くて、強くて、速かったです」。愛工大名電のキャプテンを務めるDF蒲地陽汰(3年)が話したように、前半は前橋育英のパスワークを駆使したアタックが冴え渡る。先制点は7分。左サイドからDF牧野奨(2年)が上げたクロスに、収めたMF平林尊琉(2年)のシュートは左スミのゴールネットへグサリ。早くもスコアが動く。

 以降も続くタイガー軍団の攻勢。23分にはMF白井誠也(2年)、MF黒沢佑晟(3年)とボールが回り、FW佐藤耕太(3年)のシュートは枠の右へ。29分にも右から中へ切れ込んだ佐藤がヒールで落とし、MF石井陽(3年)が枠へ収めたミドルは愛工大名電GK水谷準乃右(3年)がファインセーブで凌いだものの、漂う追加点の雰囲気。

 38分。左から石井が中へ付けると、ギャップに潜った白井はシンプルに縦へ。黒沢がカットインしながら右足で振り抜いた軌道は、鋭くゴール右スミへ突き刺さる。「単純にウチの選手があのスピードとか正確さに慣れなかったので、できれば1点で抑えたかったなと思うんですけどね」とは愛工大名電の宮口典久監督。前橋育英が2点をリードして最初の40分間は推移する。


 後半もまずは前橋育英が続けてチャンスを創出。5分には石井の左CKをDF久保遥夢(2年)がヘディングで狙うも、わずかにクロスバーの上へ。11分には白井のフィードを佐藤がきっちり収めて、右からグラウンダークロス。ニアで合わせた黒沢のシュートは、しかしゴール右へ。「決定的な3点目のチャンスがありましたけれども、アレを決め切れればというところですよね」とは山田耕介監督。点差を広げ切れない。

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