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昨年夏王者・明秀日立が3回戦へ! 近大和歌山を完全封印、夏以降に成長した決定力で2ゴールこじ開ける

ゲキサカ / 2025年1月1日 11時23分

明秀日立高が3回戦へ(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[12.31 選手権2回戦 明秀日立高 2-0 近大和歌山高 ニッパツ]

 第103回全国高校サッカー選手権は12月31日、2回戦を各地で行った。ニッパツ三ツ沢球技場での第1試合は、明秀日立高(茨城)が近大和歌山高(和歌山)に2-0で勝利。昨年夏のインターハイ王者が冬制覇に向けて一歩を踏み出した。1月2日の3回戦では帝京高(東京B)と対戦する。

 インターハイ優勝メンバーも残る明秀日立は4-4-2の布陣を敷く。GKは重松陽(3年)、4バックは左からDF川口嵐(3年)、DF久保遼真(2年)、DF菅野一葵(3年)、DF廣瀬魁(2年)。2ボランチはアンカー気味にMF六崎蓮太(1年)が立ち、前目にMF柴田健成(3年)が動くスタイル。サイドハーフは左がMF尾上陸(3年)、右がMF滝川翔太(3年)。2トップはFW竹花龍生(3年)と、空中戦を考慮してFW保科愛斗(3年)が起用された。

 近大和歌山も4-4-2の布陣。GKは高本陽史朗(3年)、4バックは左からDF中西荘太(3年)、DF嵜山仁(3年)、DF岩崎惺(3年)、DF増田流星(3年)。2ボランチはMF須磨広翔(2年)とMF松林優(3年)。サイドハーフは左がMF佐久間瑛介(3年)とMF中俊哉(3年)。2トップはMF小嶺李王(3年)とFW山本優志(2年)が並んだ。

 前半から強度高くゴールを狙う明秀日立に対し、近大和歌山もカウンターから反撃する。一方で、県予選を無失点で終えた明秀日立の堅い守備も健在。前半はスコアレスで折り返した。

 均衡が破れ始めたのは後半16分。明秀日立は左CKを竹花が右足で蹴り込むと、PA中央に菅野が勢いよく飛び込んで強烈なヘディングシュートを叩き込む。守備の要の一発で待望の先制ゴールが生まれた。さらに23分には勝利を大きく引き寄せる追加点。PA手前でボールを受けた六崎が思い切り右足を振り抜き、ゴール左に決め切った。

 明秀日立は残り時間を逃げ切り、2-0で完封勝利。2017年度に残した最高成績ベスト8にあと1勝と迫った。

 昨年夏のインターハイを制してから、周囲の明秀日立を見る目が変わった。萬場努監督は「戦い方を工夫されて非常に苦労した印象があった」と振り返る。今年夏のインターハイ予選は決勝でライバルの鹿島学園高に敗戦。よりゴールをこじ開ける力を得るために練習に励んだ。「そこがトーナメントでいい形で出ている」と指揮官は手応えを口にした。

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