『SEVENDAYS FOOTBALLDAY』:やり切った(愛工大名電高・蒲地陽汰)
ゲキサカ / 2025年1月2日 8時17分
「去年の名古屋高校さんもそうでしたけど、プレミア相手でもここまで戦えるということが愛知県の選手たちの自信にもなると思いますし、これで中学生もみんな愛知県に残って戦ってくれればいいかなと思います。今大会はウチにとって大きな一歩でした。1勝という高い壁も超えましたし、早い段階で本物のチームと戦えたというのも大きな財産ですし、これが1,2年生の力になっていくといいなと思います」。
取材時間も終わりに差し掛かったころ。その話術で報道陣を楽しませてくれたキャプテンが、最後にとっておきのエピソードを明かしてくれた。
「宮口先生から昨日の練習の時に『歴史は1つずつじゃなくていいんじゃないか』って、『行けるところまで行ければ、それがオマエらの歴史だよ』という言葉をもらったんです。いろいろなSNSを観ても、『前育だ、前育だ』と書いてあって、『そんなんわかってるよ。誰がどう見ても勝つのは前育やろ』と僕も思ったんですけど(笑)、今日の帰りのバスでSNSを見るのを楽しみにしています。『やっぱり、前育だ』は、今日は許容します(笑)」
わざわざSNSをチェックするまでもなく、この日の奮闘を見れば、みんながその力を認めていることは間違いない。新たな歴史を逞しく切り拓き、見るものに小さくないインパクトを残した愛工大名電と、キャプテンとしてチームをしなやかに束ねながら、笑顔で「やり切った」と言い切れる蒲地陽汰の素敵な人間性に、心から大きな拍手を送りたい。
■執筆者紹介:
土屋雅史
「群馬県立高崎高3年時にはインターハイで全国ベスト8に入り、大会優秀選手に選出。著書に『蹴球ヒストリア: 「サッカーに魅入られた同志たち」の幸せな来歴』『高校サッカー 新時代を戦う監督たち』
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SEVENDAYS FOOTBALLDAY by 土屋雅史
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