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ボールを持つたび大歓声…圧巻の突破力とスーパーゴールで国立魅了した前橋育英2年生MF白井誠也「ちっちゃくてもできると証明できるようになってきた」

ゲキサカ / 2025年1月11日 16時56分

 今大会では何度も緩急をつけたドリブル突破で異彩を放っており、いまやボールを持った時点で国立から大歓声が上がるほどの注目度。この準決勝の前には、日テレ公式Xから公開された全日本U-12選手権時代の動画も広く拡散されており、限られた出場時間ながら大会屈指のインパクトを残していると言える。

 もっとも、そんな状況にも白井は「自分の小学校の頃のことも知ってもらえて嬉しいし、逆に期待されるぶんプレッシャーになることもあると思うけど、期待に応えられるようなプレーをしたい」と冷静さを保つ。それどころか「自分のドリブルで歓声が沸いたりして楽しいというのも心の中であります」と注目度を力に変える意識でプレーしているようだ。

 そうした注目の中では大きな使命感も芽生えているという。自身のインスタグラムには今大会中、サッカーをしている子どもたちから「ドリブルが好きです」といったメッセージが多く届いているといい、中でも165cmという小柄な自身のプレースタイルに憧れる声が特に大きな励みになっているという白井。そうした子どもたちの模範となるためにも、この大会で存在感を発揮し続けていく構えだ。

「自分もメッシを見てドリブルを練習しようと思ったので、ちっちゃくてもできるというのを自分でも証明できるようになってきたのが本当に嬉しいことだと思います。小さい子たちが自分を見て、もっともっとサッカーで頑張ろうと思えるようにこれからもやっていきたいなと思います」(白井)

 選手権という大きな注目を集める舞台に立つからには「自分の得意なプレーをいろんな人に見てもらって、もっとサッカーを好きになってもらったり、自分ももっとドリブル練習しようと思ってもらえたらと思っている」と“魅せる側”の意識も胸に刻んでいる白井。その姿勢は今後も継続していくつもりだ。

 この日の準決勝第1戦には31037人の大観衆が訪れたが、次はさらに大きな注目が集まるであろう決勝戦。「決勝の舞台は小さい頃からの憧れなので思い切って楽しみたい。今まで3年生にとてもお世話になってきたので、チームのみんなで優勝したい気持ちがとても大きいです」。見てくれる子どもたちのためにも、一緒に戦ってきた3年生のためにも、前育が誇る背番号7は大きな覚悟とモチベーションを持って国立のピッチに立つ。

(取材・文 竹内達也)
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