プレミアで積み重ねた自信を携えて笑顔で発揮するリーダーシップ。神村学園DF中野陽斗が発した「神村のキャプテン」への立候補宣言
ゲキサカ / 2025年1月29日 20時9分
[1.27 練習試合 U-17日本高校選抜候補 2-4 東京国際大]
全国ファイナルまで駆け上がったインターハイ。主力としてシーズンを戦い抜いたプレミアリーグ。そして、晴れ舞台まであと一歩届かなかった高校選手権。貴重な経験を積み重ねてきた1年間を経て、いよいよ臨むのは高校ラストイヤー。もっと、もっと、自分ならできると信じて、より高いステージまでたどり着いてやる。
「個人としてももっとチームを引っ張る側として、一段階上にレベルアップしないといけないなと思っています。こういう活動を通しても自分から積極的にコミュニケーションを取って、いろいろな選手に声を掛けて、リーダーシップを発揮していきたいですし、まだ代表には全然関われていないので、もっと注目されるように頑張っていきたいです」。
確かなリーダーシップと明るい笑顔でチームを引っ張る、U-17日本高校選抜のディフェンスリーダー候補。DF中野陽斗(神村学園高/2年=神村学園中出身)はレベルの高い環境で、新しい仲間たちと切磋琢磨しながら、勝負の1年に挑む準備を整えていく。
「自チームでやっている以上に個々のレベルは高いですし、選手権で活躍していた同級生が練習でも1対1の対人の相手にいるのはとても面白いですし、『こんな選手がいるんだな』という発見にもなったので、こういう活動は楽しいですね」。
3日目の合宿活動が終了したタイミングで、中野は笑顔を浮かべながらそう話す。全国から精鋭が集ったU-17日本高校選抜候補の選考合宿。この日に行われた東京国際大(関東大学1部L)とのトレーニングマッチでも、とにかく最終ラインから積極的に声を出す姿が印象的だったが、本人の中ではこの合宿期間中に少しマインドチェンジを図ったという。
「1日目や2日目の午前は自分の中で緊張や不安があったりして、少し楽しめていなかったんですけど、2日目の午後から『選抜なので合格不合格はあるけど、サッカーを楽しもう』と思って、そういう気持ちでやれるようになっていきました」。周囲に指示を送り、お互いの意図を確認しながら、チームメイトとのコミュニケーションを深めていく。
相手は2つ以上も年の離れた大学生。それだけに実際に肌を合わせつつ、自分の力の出しどころを考えていたとのこと。「大学生が相手ということで、自分たちより格上というのもわかっていたので、身体が大きい相手にどう戦うかだったり、どう自分がプレーすればいいのかという“試行錯誤”も楽しもうと思ってやっていました」という言葉にも、携えているパーソナリティが滲む。
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