ユース審判員が今年も高校選抜選考合宿でレフェリング「仲間でありながら競い合い」レジェンド主審からも学んだ4日間
ゲキサカ / 2025年1月31日 18時38分
日本高校サッカー選抜候補とU-17日本高校サッカー選抜候補が選考合宿を行った25日から28日までの4日間、全国から集まった6人のユース審判員が帯同してトレーニングマッチなどで主審と副審を担当した。
全国高体連サッカー専門部が行うこの試みは今年で4年目。日本サッカー協会(JFA)からは会議室の確保などのサポートを受けているという。各都道府県に募集をかけ、選手活動も続けている6人の高校生レフェリーが選出された。Jリーグ主審の俵元希審判員などが指導を行い、3日目からは元ワールドカップ主審の西村雄一氏も合流。トップクラスのスキルをユース審判員に伝えた。
ユース審判員は初日から11対11のゲーム形式で行われた練習に参加し、高校サッカーのトップレベルを体感。2日目と3日目の各選抜候補チームと大学生チームの練習試合では、初日の経験をもとにポジショニングの取り方などを意識して笛を吹き、フラッグを上げた。ユース審判員が選考合宿でレフェリングを行うことについて、選抜候補選手からは「自分たちのために、そして自分が成長しようと頑張ってやってくれているので本当にありがたい」といった言葉も。立場は異なるものの、同じ高校生としてピッチ上で高め合った。
また各日の夜には、ディスカッションや研修会が行われた。それぞれが講師の指導を受けながら改善点や良かった点などを確認し、翌日以降のレフェリングへと繋げていく。昨年から英語でプレゼンテーションを行う時間も設けられたといい、話すテーマは「推し(好きなものや場所、人など)」。サッカーに関係することにこだわらずそれぞれが「推し」について英語で仲間に伝えることで、語学力や発信力の大切さを学んだ。
日本高校選抜候補とU-17日本高校選抜候補が対戦する最終日の練習試合は、今合宿のパフォーマンスをもとに主審や副審の割り当てを決定。工藤海人(1年/大体大浪商高)審判員は「仲間でありながら競い合いながら、切磋琢磨してやってきた」と振り返り、1本目の主審に抜擢された下堀航輝(2年/盛岡中央高)審判員は謙遜しながら「みんな絶対上手くなっています」と充実ぶりを示した。副審のみの担当となったユース審判員からはこれを糧としてさらなるレベルアップを目指すように意気込む声も聞かれた。
今回のメンバーが集合形式で集まるのはこの合宿のみ。今後はオンラインミーティングなどで刺激を与え合いながら、全国高校総体(インターハイ)の担当審判員入りを目指してそれぞれの所属する地域で研鑽を積んでいく。
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