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トップチームのキャンプ“落選”は這い上がるための格好のエネルギー。FC東京U-18MF田中希和は「逆転昇格」を目指してとにかくゴールを奪い続ける

ゲキサカ / 2025年2月3日 19時58分

FC東京U-18のギラギラ系アタッカー、MF田中希和(2年=FC東京U-15むさし出身)

[2.2 東京都CY U-17選手権決勝L FC東京U-18 3-0 FCトリプレッタユース 東京ガス武蔵野苑多目的G]

 とにかく誰にも負けたくないし、負けるつもりもない。自信はある。でも、それを結果に繋げない限りは評価を得られないことも、十分過ぎるほどにわかっている。だから、こだわる。自分のゴールにも、チームの勝利にも。その上で、圧倒的な力を示し続けてやる。

「今年は去年よりも責任感は強く持っていますし、自分がチームで一番点を獲らないといけないなと思っています」。

 圧倒的なアグレッシブさを全身から放っている、2025年のFC東京U-18のエース候補。MF田中希和(2年=FC東京U-15むさし出身)は新年早々に突き付けられた悔しさを糧に、ここから這い上がっていく覚悟をはっきりと定めている。


「正直メッチャ悔し過ぎて、気持ちが落ち込んだところはありました」。

今シーズンのチームにとって、初の公式戦となった東京都クラブユースサッカーU-17選手権決勝リーグのFCトリプレッタユース戦。前日までトップチームの沖縄キャンプに参加していた選手たちが欠場する一戦のピッチに、田中はスタメンの1人として立っていた。

 2年生だった昨シーズンは飛躍の1年だった。5月に入ってリーグ戦でも先発で出場する機会が増えていくと、「プレミアでも出場する時間を多く与えてもらったので、2年生だったんですけど、『自分中心でやってやる』という気持ちを強く持っていました」と振り返るように、積極的なプレー選択で攻撃に確かな彩りを加えていく。

 その活躍は代表スタッフの目にも留まり、9月には『国際ユースサッカーin新潟』に臨むU-17日本代表に選出されると、大会では3試合すべてでゴールを記録し、しっかりアピールに成功。11月のクロアチア遠征にも続けて招集され、同年代のトップレベルの選手たちから小さくない刺激を受けてきた。

「世代別代表にも入れて、試合にも出たことで、『全然代表でもやっていけるな』と感じましたし、自信を掴むことができました。ただ、そこで勘違いせず、プレミアでも結果を出したかったんですけど、その自信をなかなか反映できなかったです」。プレミアリーグ後半戦はゴールにこそ恵まれなかったものの、1年間を通じて着実に成長した手応えは、間違いなく掴んでいた。

 だからこそ、ショックは大きかった。1月に行われたFC東京のトップチームの沖縄キャンプ。U-18からも複数人の選手が参加のタイミングを分散しながら招集されたにも関わらず、田中には最後まで声が掛からなかった。

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