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打者専念のドジャース大谷に牙を剥く…ナ・リーグ屈指5人の怪物投手たち

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月29日 14時0分

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抜群の安定感(ダイヤモンドバックスのゲーレン投手) (C)Prensa Internacional via ZIMA Press Wire/共同通信イメージズ

「浮き上がる直球」と2種類の変化球で幻惑

■ザック・ゲーレン(28=ダイヤモンドバックス)

 昨季は17勝9敗、リーグ3位の220奪三振、防御率3.47。高レベルの安定したピッチングで、決して試合を壊さないのがウリだ。

 平均球速は150キロ台前半だが、打者から見れば「まるで浮き上がるような」伸びのあるフォーシームが武器。大きく落ちるカーブ、変化量は少ないものの途中までカーブと軌道が同じチェンジアップで打者を幻惑させ、高い奪三振率を誇る。

 メジャー通算5年で667回3分の1を投げ、729奪三振。2019年のメジャーデビュー以後、奪三振数が投球回数を下回ったことは一度もない。

 昨季のワールドシリーズでは第5戦で先発。6回3分の1を1失点に抑えたものの、援護がなく、後続の投手が打たれたことで涙をのんだ。

 エンゼルス時代の大谷との対戦経験もあり、昨季は3打数無安打2三振に抑え、球宴でも三振を奪った。「引退した後、『俺は大谷と対戦したことがあるんだぜ。最高の選手と対戦できたんだ』と言えるほどの選手だ」と、大絶賛。ドジャース移籍については「それほど驚きはない。金額はびっくりしたけど」と話し、ド軍のカネにあかせた大補強は「クレージー」と評している。

 大谷とすれば、昨季3三振の借りを返したいところだろう。

死球も辞さないセーブ王の内角攻め

■カミロ・ドバル(26=ジャイアンツ)

 ライバル球団の守護神で、メジャーを代表するクローザーだ。

 火消し役に抜擢された昨季は69試合に登板し、39セーブを挙げてパイレーツ・べドナーと、リーグ最多セーブのタイトルを分け合った。

 最速165キロ超の直球と同163キロの高速シンカーを武器に昨季、救援投手ではリーグ6位の87奪三振をマークし、被本塁打はわずか3本だった。

 大谷と同じ左打者にめっぽう強く、昨季は121打数21安打の被打率.174、43奪三振。昨季のナ・リーグ新人王でダイヤモンドバックスのキャロル、大谷と最優秀DHを争ったアストロズ・アルバレスら多くの左の好打者をねじ伏せた。

 制球力のなさを逆手に取っているのもドバルの持ち味。スライダー、カットボールの制球は安定を欠き、昨季8死球。主にバッテリーを組んだ正捕手ベイリーが内角攻めを要求する傾向が強いこともあり、相手打者が死球を恐れて腰が引けた打撃になるのも珍しくない。

 今季から指揮を執るボブ・メルビン監督の方針もあってジ軍の選手は同地区のライバルであるド軍に並々ならぬ対抗心を燃やしている。大谷はドバルを筆頭にジ軍投手陣の強気な攻めには要注意だ。

童心を忘れないダルビッシュの親友

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