AKBグループのマレーシア進出は成功する? 日本から行天優莉奈ら4人が「KLP48」に移籍
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月6日 9時26分
宮脇咲良(C)日刊ゲンダイ
AKB48グループから今年1月、マレーシアのクアラルンプールに拠点を置く海外グループ「KLP48」が8月にデビューすることが発表になり話題だ。さらに3月に入って、AKB48の行天優莉奈(25)、黒須遥香(23)、山根涼羽(23)、STU48の甲斐心愛(20)の移籍が発表され、AKBの動向が注視されている。
KLP48は、海外48グループ10番目として発足、現在1期生メンバーを募集中。これまでも海外グループを結成するたび、移籍メンバーが発表され、インドネシア・ジャカルタのJKT48に移籍し、現地でいちばん有名な日本人タレントになった仲川遥香(32)のように成功事例もあるが、今までは数いるAKBメンバーの中で知名度を上げる“チャレンジ案件”としての側面も大きかった。最近はLE SSERAFIM(ル・セラフィム)の宮脇咲良(26)のように、AKBからさらにオーディションで揉まれてステップアップするパターンが多くなっていた。
そんな中、スタートアップに4人まとめて移籍は異例。ネット上では「人気メンバー4人が移籍するとは」「マレーシアは力の入れ具合が違う」「瀬戸内ファンを海外投入か」といった声も上がっている。中国人ジャーナリストでアジア圏のエンタメに詳しい周来友氏がこう言う。
■「若者が多い」
「マレーシアは人口3300万人ほどですが、平均年齢は28.5歳、30歳以下の若者層が総人口の53%にも上り、エンタメ需要が非常に高い。高度成長は2022年あたりでピークを終えた感はありますが経済も堅調。国としてもエンタメを経済の起爆剤にしたいところでしょう。多民族国家で、マレー系イスラム教徒が一番多いのですが、マレーシアのイスラム教は戒律がゆるやか。同じイスラム教でもインドネシアよりエンタメに寛容ですし、芸能活動もしやすい。またクアラルンプールを拠点に隣国の中国やシンガポールでの活動も視野に入れれば、ビジネスチャンスはさらに広がっています」
日本国内では人気も尻すぼみなだけに、若くて元気なアジア圏に活路を見いだしたいところだろう。
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