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寺島しのぶさん なぜ唐十郎作アングラ・テント芝居に出演することに? 本人に独占直撃!

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月8日 9時26分

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寺島しのぶさん(C)日刊ゲンダイ

 女優の寺島しのぶさん(51)が6月15日から新宿・花園神社境内特設テントで上演される劇団新宿梁山泊公演「おちょこの傘もつメリー・ポピンズ」(作=唐十郎、演出=金守珍)に出演することが明らかになった。

 これは劇団状況劇場が1976年に初演した作品で、今回、寺島さんのほかに豊川悦司、中村勘九郎、風間杜夫、六平直政ら錚々たる俳優陣が顔をそろえた。寺島さんがなぜアングラ・テント芝居に出演することになったのか、情報解禁前日に日刊ゲンダイが独占単独インタビューした。

  ◇  ◇  ◇

 ──今回、テント芝居に出ることになったきっかけは?

「2010年にシアターコクーンで上演された『血は立ったまま眠っている』(作=寺山修司、演出=蜷川幸雄)で共演者として新宿梁山泊主宰の金守珍さんや六平直政さんと出会い、その縁で翌年、金さんの奥さまの水嶋カンナさんが主宰するProject Nyxの『伯爵令嬢小鷹狩掬子の七つの大罪』という、寺山修司作の舞台に出させていただいたんです。

 下北沢のザ・スズナリという小劇場ですが、役者にとって下北沢は演劇の聖地。私もスズナリは憧れの劇場でしたからうれしかったです。楽屋が小さい、ダニが出る、暑い・臭いという難点をすべて超越した達成感がありましたね(笑)。ただ、新宿梁山泊のテント芝居は何度も見ていましたが、まさか自分が出るなんて考えもしませんでした」

新宿梁山泊の「下谷万年町物語」に感動し…

 ──それが実現したのは?

「2022年に、瀬戸内寂聴と井上光晴をモデルにした『あちらにいる鬼』という映画を撮影しているとき、共演していた豊川さんが珍しく、『今、花園神社でやってる新宿梁山泊のテント芝居に六平(直政)さんが出ているから見に行こうよ』と誘って下さったのでご一緒したんです。それが『下谷万年町物語』という唐十郎さんの作品で、ずいぶん前に蜷川さんに一緒にやるなら『唐版 滝の白糸』か『下谷万年町物語』がいいよねという話をしたこともあって、それを思い出して大興奮。久しぶりにテント公演に出演されたという六平さんとヒロインの蜂谷眞未さんがとってもすてきで、終わった後に『こんな役をやりたいな』と思っていました。

 豊川さんとは共演も多く、いろいろやり尽くした感じがあって、今度は演劇でご一緒したら面白いんじゃないかと思って。そして、何日か前に中村勘九郎さんもテントを見にいらしたと聞いて、これはもう何かのおぼしめしかなと思いまして、それからテント芝居プロジェクトがスタートです」

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