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大谷は打率メジャー首位と本領発揮も…「DH独占」でドジャース主力が出ずっぱりの憂き目

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月25日 15時10分

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大谷(C)ロイター/USA TODAY Sports

 大谷翔平(29=ドジャース)にエンジンがかかってきた。

 日本時間24日の対ナショナルズ戦で2試合連続となる6号本塁打。飛距離137メートル、打球速度は今季メジャー最速となる191.02キロの弾丸ライナーだった。翌25日の同カードでは、6打数3安打2打点をマークし、打率はメジャートップの.371。いよいよ本領発揮だが、大谷が打てば打つほどドジャースにとってやっかいな問題が生じる。

 DHは本来、主力が休養を取るためのポジションでもある。昨年のドジャースのDHだったマルティネスは113試合に出場。残り49試合のDHはスミス(14試合)、マンシー(10試合)、テイラー(7試合)、ヘイワード(6試合)、アウトマン(3試合)らが代わる代わる務めた。

 ところが今年は現時点で大谷が独占。ここまで26試合すべてDHとして出場している。大谷をDHに固定する代わりに、野手を飽和状態にして交互に休ませるのが今季のプランだったが、ここまでベッツ、フリーマン、ヘルナンデスの3人は大谷同様、26試合すべてに出場。マンシーは25試合、アウトマンは24試合、スミスは23試合と、主力野手はほとんど休まず試合に出続けているのだ。

 ドジャースは現在、2位のパドレスに1.5ゲーム差をつけて西地区首位。しかし、チーム防御率3.92は、ナ・リーグ15球団中8位タイ。投手陣が万全ではないだけに、野手がカバーするしかないのだが、打つだけの大谷はともかく、守備の負担もある主力連中がこのまま休みなしに出続けられるとは思えない。特派員のひとりがこう言う。

「中でも負担の大きいのは正捕手で4番のスミスですよ。それに33歳のベテランで三塁守備のお粗末なマンシーはたまにDHで起用して守りを固めたいところですけど、それもできない。トミー・ジョン手術明けのビューラーと左肩手術明けのカーショー、先発として計算の立つ2人が戦列に復帰するまでは、とにかく打ち勝つしかない。チームで最も好調な大谷をスタメンから外すのは難しいという判断が働いているのでしょう」

 25日のナショナルズ戦を前に報道陣に対応した大谷は「基本的に打撃(のリハビリ)は終わっているので、フィールドでどれくらい強度を高く保てるか、毎試合出られるかというところにフォーカスしています」と話したが、大谷がこのままDHで出場し続ければ間違いなく波紋が生じる。

  ◇  ◇  ◇

 それでも、大谷が周囲に遠慮してDHを固辞したり、他の選手のために自ら欠場を申し出ることは考えにくい。名門球団の重圧や水原問題もどこ吹く風で打ちまくっているように、天性の「鈍感力」が備わっているからだ。

 関連記事【もっと読む】…ではこの「鈍感力」にフォーカスし、詳しく報じている。

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