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株価低迷気味のいまこそ“1株投資”に挑戦!「ようやく買い時」とプロ、年内日経平均4万5000円がターゲット

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月26日 9時26分

 トヨタ株への投資だと、単元株の場合は約35万円必要だが、1株だったら3500円程度でOK。1株とはいえ、立派な株主に違いない(ただし、株主優待などを受けられない銘柄がほとんど)。

「自分が株を持っている会社のニュースは気になるものです。たとえばトヨタ自動車をネット検索すると、人気車種だったスターレットが2026年に復活するのではないか、という内容が出てきます。それ以外にもニュースはたくさんあります。ホンダや日産自動車の出来事も知りたくなるし、業界全体の動きに敏感になります。原油価格の高騰といった世界のニュースも株価とリンクしてくるので、そちらへの目配りも大切です。トヨタを1株持っているだけで、世界の政治や経済などが頭に入ってくる。投資に必要な情報をいつの間にか手に入れられるようになります」(市場関係者)

■株価の高い銘柄をあえて狙う

 1株なら、株価がベラボーに高い銘柄もそれほど躊躇なく購入できる。

 空気圧制御でトップのSMCの株価は7万7690円(4月23日終値、以下同)。単元株は776万9000円必要なのでおいそれとは買えない。でも、1株だったら8万円弱でいい。この会社の株価は19年1月に3万円ちょっとだった。その後、上げ下げを繰り返しながら21年夏に7万円台へ到達した。約2年半で株価は倍だ。

 株を持っていなければ、SMCの株価動向など気にしない。だが、1株保有していれば「株価2倍」を実感できる。この体験は大きい。

最初に買った株は手放さない

 株価の高い銘柄は、キーエンスやディスコ、ファーストリテイリング、レーザーテック、MARUWA、東京エレクトロンなど話題の半導体関連や超有名企業だらけ。単元株では買いにくい会社の中から、まずは1社選んで1株だけ保有する。ユニークな投資手法といえそうだ。

「日立製作所あたりが面白いと思います。株価は1万3215円。単元株だと130万円以上かかります。20年ごろまでは3000円から4000円あたりを行ったり来たりしていましたが、21年以降は好調な業績とともに株価は上昇です。日立の成長は今後も続くと読んでいます」(清水秀和氏)

 とりあえず1株買ってみる。そして日立のニュースをチェックだ。なんと決算発表(24年3月期通期)があす26日にある。

 株価にインパクトを与える可能性はあるかも――。

「そういう思考が投資には大切です。そして、最初に買った1株は手放さない。実はこれが重要です。押し目で、日立の株を買い増すのもいいでしょう。2株、3株、5株、10株と増やしていく。株価上昇の局面で利益を確定するのも大事。株価はいつも動いているし、売買を繰り返すと最初に買ったときの株価を忘れがちです。あれ、最初はいくらで買ったんだっけ?となります。これはダメ。初心忘るべからずです」(清水秀和氏)

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