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山下智久「ブルーモーメント」の既視感は計算ずく? “何をやっても山P”ブランド戦略の吉凶

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月27日 9時26分

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山下智久(C)日刊ゲンダイ

 山下智久(39)が主演を務める、フジテレビ系水10ドラマ「ブルーモーメント」の第1話が、24日に放送された。平均視聴率は世帯8.6%、個人4.8%(関東地区=ビデオリサーチ調べ)と、まずまずの好発進。22年4月に水10ドラマが復活して以降、歴代トップを記録し、「さすが山P」と評価を上げている。

 本作は、小沢かな氏の漫画「BLUE MOMENT ブルーモーメント」の実写ドラマ化したもの。山下が民放の連続ドラマで主演を務めるのは19年4月期の「インハンド」(TBS系)以来5年ぶり。フジテレビのドラマでは、劇場版も制作されるほどのヒット作となった「コード・ブルー」以来7年ぶりとなる。一方で視聴者からは《コードブルーとTOKYO MERを足したみたい》と、肝心のストーリーや演出には既視感を覚える要素が多いといった声が出ている。

■音楽制作もコード・ブルーを手がけた佐藤直紀氏

「過去に何かを抱え、無愛想だが真摯に仕事と向き合うという特徴や、救急ヘリに乗って救助に向かうというキャラクターやストーリーの要所だけ見ると、確かに山下さんがコード・ブルーで演じた、藍沢先生のようだという感想が目立ちます。今作の音楽制作もコード・ブルーの音楽を手がけた佐藤直紀氏ですし、フジの看板作品であるコード・ブルーをあえて意識させ、コード・ブルーファンにも見てもらいたいという思惑もあるのかもしれません」(ドラマ制作関係者)

 また天災などで救助が困難な場所に、気象予報の知識や経験を活かし、特別な救急車両で救助に向かうという設定に、21年放送の日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(TBS系)を想起したという視聴者も多かったようだ。

 だが、今作の既視感は、ストーリーや設定が別ドラマと似ているという点だけではない。

「山下さんは出演作自体の評価は毎回高いですが、昨今の作品では演技的に大きな振り幅はない役が続いている印象です。髪型や声色、表情などの変化もあまりなく、実は同じような演技だという指摘が、今作を見た視聴者からもチラホラ上がっているんです」(同)

 印象が変わらない役柄が続いているからか、《キムタクと同じでどんな役やっても山Pだな》《山Pは全部同じ演技だけど、キムタク系統なのかしら?》と、元事務所の先輩である木村拓哉(51)のように“何をやっても山P”という辛辣な意見も見受けられる。

「山下さんの演技はすごく上手くもないが、下手ではなく、そのらしさに不快感がないため、ストーリーには適度に没入できる印象です。圧倒的な華や存在感がありながら、決して鼻にはつかないので、演技自体が『何をやっても山P』という評価でも、それが個性でありブランディングと捉えられているのが、木村さんとの違いかもしれません」(同)

 減点要素が少ない演技と、圧倒的な存在感を持つ山下は、やはり数字を持ち続けているということだろう。他作品とや、山下の演技に既視感はあるものの、“気象予報による人命救助”という新たな要素で展開される今作。このまま山Pブランドを維持することができるか。

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