1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

ニッチェ江上敬子さん 肉がダメだった母親が知人から教わった「豚プロック肉の紅茶煮」【私のおふくろメシ】

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月29日 9時26分

写真

「ニッチェ」の江上敬子さん(提供写真)

【私のおふくろメシ】

 女性お笑いコンビ「ニッチェ」の江上敬子さんは料理本を出すほどの料理好き。おふくろメシの豚ブロック肉の紅茶煮は肉の臭みがないさっぱりメニュー。中高年向けの簡単ダイエットメニューも話してくれた。

 ◇  ◇  ◇

 私が小学生の頃に、母親が知人からレシピを教わってきたみたいで「ちょっと作ってみようかな」と試して作ったのが最初だったようです。

 実は母親はお肉を食べられない人だったんです。お肉の獣臭さや脂身が苦手で、角煮みたいなドロッとしているメニューは絶対無理だし、焼き肉もチャーシューもダメ。ハムなら食べられるレベルで。

 なので「さっぱりしていてお肉臭さが消える」と知人から聞いた紅茶煮を試したかったんでしょうね。

 逆に私は臭い肉が大好き(笑)。でも、初めての豚ブロック肉の紅茶煮は、さっぱりとしておいしかったので好きになりました。その時がちょうどお正月。うちはお正月に親戚が集まるので大量に料理を作るから、オードブル的な感じでみんなでつまめるから作ってみたんじゃないかと。

 手順は簡単で、紅茶のみで豚ブロック肉を丸ごと煮ます。母親は紅茶をいろいろ試していたと思いますが、市販のパックがやりやすいかなと。2~3袋ですかね。超低温でひたすら煮るんです。

豚のいい香り、酸味の利いたタレ、シットリした食感

 母親はとろ火で夜から朝までずっと煮ていました。母親は学校の先生をしていて仕事を持ち帰って、家でも働いていたから、台所につきっきりのメニューより煮物料理が得意でした。

 火を止めて常温になるまで冷ましてから、用意しておいたタレ(しょうゆ、酒、みりん、酢)にしばらくつけます。そして食べやすくスライスして完成。

 紅茶煮というくらいだから紅茶の香りが強そうと思われるけど、紅茶で煮て臭みを抜いたあとに調味料のタレにつけるので、紅茶の香りはあまりせず、豚のいい香りが残るんです。そこに酸味の利いたタレの味わいが足される。とろ火で煮るからパサパサせず、シットリした食感。

 付け合わせの野菜はレタスでした。ちぎったレタスを大皿に敷き詰め、その上にスライスしたお肉をのせる。レタスに巻いて食べるのでシャキシャキ感が相まって大人数の時には重宝しますね。うちに来たら紅茶煮が出てくるとみなさん思っていたくらい。母親自身もお肉が食べられるようになってよかったんじゃないかな。

 私が上京した後も島根に帰るたびに作ってくれて、スライスしたものを真空パックに詰めて持たせてくれます。うちの小さい子供たちも大好きで、細かくしたり、パンに挟んだりして重宝してます。でも、母親がいつも作ってくれるので、私は一度も作ったことがない。高タンパク質で低カロリーですし、家族のために作ってみようかな。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください