「ガキ使」に襲いかかる打ち切り危機 松本問題と番組P借金報道の“二重苦”であっぷあっぷ
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年5月3日 9時26分
「ガキ使」も危うし(C)日刊ゲンダイ
ダウンタウンの松本人志(60)を巡る性加害疑惑が決め手となり、14年間の歴史があった大みそかの人気特番「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!絶対に笑ってはいけない」シリーズの終了を決定した日本テレビ。今度は日曜23時台に放送されているレギュラー版「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」の打ち切り話が持ち上がっているという。日テレ関係者がこう話す。
「一番の理由は松本のスキャンダルでスポンサーがCM出稿に対し二の足を踏み始めたこと。さらに最近は番組視聴率も伸び悩んでおり、最盛期は2桁をキープしていましたが、今は2~3%台が指定席。松本騒動以降はさらに数字を落としています」
さらにトドメを刺したのが一部週刊誌に報じられた“名物P”として番組にも数多く出演していたNプロデューサーを巡る金銭トラブルだ。
「関係者からお金を借りまくった挙げ句、一銭も返済していないそうです。お金を貸した人たちは『ガキ使』の名物プロデューサーだから信用して貸したわけです。金額にして数千万円規模に膨れ上がっているというから驚きです。日テレの信用問題に発展するかもしれない」(前出の日テレ関係者)
問題となったプロデューサーは日テレに対し、借金の全額返済を口にしているが、週刊誌の記事は事実と違うと弁明しているという。
「『ガキ使』のエンドクレジットからは昨年10月から名前が消えている。運営する制作会社も破綻寸前のようです。それこそ松本がいたら借金を肩代わりしてもらうことも可能だったかもしれませんが、松本自身、今は自分のことで精いっぱいでしょう」(放送作家)
松本問題で、他局もダウンタウンの冠番組の終了がささやかれる中、こうした状況から「ガキ使」は早くも本格的に打ち切りを検討し始めたというわけだ。
「正直、浜田雅功の回しだけでは物足りない。視聴率も右肩下がりのなか、番組の使命は果たしたという声が局内からも多数、上がっている。仮に松本が奇跡の復活を果たしても『ガキ使特番』を再び放送することは難しい。スポンサーが付かないからです」(別の日テレ関係者)
35年目にして打ち切り説が飛び出した「ガキ使」。松本は何を思う。
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