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ゴジラはつらいよ…「長嶋茂雄DAY」で白羽の矢 ミスターからも阿部監督からも引っ張りだこ

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年5月4日 10時0分

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阪神戦の前に始球式を行った松井秀喜氏(C)日刊ゲンダイ

 相変わらずの人気ぶりである。巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(49=ヤンキースGM付特別アドバイザー)が3日、「長嶋茂雄(終身名誉監督=88)」として開催された阪神戦の前に始球式を行った。

 場内アナウンスで名前が呼ばれると、大歓声が沸き起こった。背番号「55」のユニホーム姿でストライクを投げ込み、笑顔でガッツポーズを決めた。「ファンのみなさんからの熱気が伝わってきて現役時代を思い出した」と振り返った。その後は元監督の高橋由伸氏とともに、地上波中継の解説を務めた。

 長嶋氏と松井氏の師弟関係は有名だ。1992年に4球団が競合したドラフトで、当時の長嶋監督がクジを引き当てた。その後は「4番1000日計画」として、自宅や遠征先のホテルで連日、個人指導が行われた。2013年にはともに国民栄誉賞を授与された。さる巨人OBが言う。

「阿部新政権は短くても3年間は続くだろうが、球団はもちろんのこと、88歳のミスターの願いは『見たいよね』と言ってはばからない松井の監督就任を見届けること。松井は6月に50歳になるが、球団首脳もミスターもいまだに諦めていない。こんなに待ってもらえる監督候補は他にいません」

 阿部慎之助監督(45)にも思惑がある。「4番の岡本和真(27)へのワンポイントアドバイスです」(同)とこう続ける。

「春のキャンプに松井氏が臨時コーチとして来た時、阿部監督の要望は『秋広をなんとかして欲しい』だった。今回は岡本が一発を打てるよう、打球の上げ方を指南して欲しいそうです。試合前まで5試合連続安打と復調気配ですが、先月27日に打つまで12試合連続一発なしという時期があって、まだ4本塁打。巨人は13試合連続3点以下で球団ワーストを更新するなど、得点力不足にあえいでいる。岡本の一発はやっぱりチームの起爆剤になりますから」

 春のキャンプで松井氏は岡本和に「下半身をもっと使うこと」と助言した。試合前に岡本和にアドバイスをしたかは定かではないが、岡本和は師匠の目の前で特大の5号2ランを放った。

 巨人の監督になってとか、主砲に教えて欲しいとか、いろいろ頼まれるゴジラは忙しそうである。

  ◇  ◇  ◇

 そんな松井が持っていたMLBの日本勢最多本塁打記録を更新したのが大谷だ。175本打つのに1236試合を費やした松井に対し、大谷は打者として725試合目で176本。大谷が松井の記録をアッサリ塗り替えられたのは、両者のメンタリティーの「決定的な違い」も関係しているはずだ。

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