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膳場貴子さすが“引き継ぎのプロ” 新サンモニ初回でスポーツ音痴白状したのも奏功(桧山珠美)

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年5月5日 9時26分

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膳場貴子(C)日刊ゲンダイ

【桧山珠美 あれもこれも言わせて】

 春の改編でポジションが変わったキャスターたち。1カ月経ち、そろそろ馴染んできた頃か。

 まず「サンデーモーニング」(TBS系)の膳場貴子(49)。3月までは「報道特集」のメインキャスターだった。

 1987年の番組スタート以来、実に36年半にわたり、番組の顔だった関口宏の後を受け、相当のプレッシャーではと思われたが、驚くほど馴染んでいて「関口ロス」の声が出てこないのはさすが。

 新しくメインを張るにあたり、普通なら自分のカラーを打ち出していこうと頑張るものだが、膳場はそうではないところが安心できる。番組もオープニングの曲が少し変わったくらいであとはこれまで通り。先代の暖簾を守り抜きますという感じで、長年の視聴者も違和感なく見られる。

 これまで「筑紫哲也NEWS23」や「報道特集」という局の看板番組を引き継いできた膳場。いってみれば、引き継ぎのプロで、これまでの経験上、下手に「我」を出さないのが得策というのをわかっているのだろう。

 うがった見方かもしれないが、「どうですか、寺島さん」と膳場に聞かれた寺島実郎も、なんだか楽しそうだ。

 才色兼備を具現化したような膳場、完璧すぎて逆にイヤミではと思ったら、初回のスポーツコーナーで「最初に白状させていただきますと、ちょっとスポーツはまだ『あれ』ですので、いろいろと教えてください」とスタジオを和ませた。

 そのスポーツコーナーにご意見番として登場した中畑清に「大丈夫ですか? セ・リーグ、わかりますか?」と言われ、ニコッと笑って「大丈夫です」と。ニュースとは打って変わって和やかで、おじさんたちもいつにもまして冗舌に。

■母・三雲孝江の面影がある星麻琴

 NHKもキャスターが一新された。注目は「ニュースウオッチ9」を担当する星麻琴。3月までは「日曜討論」を担当して討論を仕切り、その手腕が認められ、今回抜擢されたかたちだ。

 彼女の母は元TBSアナウンサー三雲孝江で、どこか面影がある。芸能人2世はその辺に転がっているが、アナウンサー2世はそういるものではなく、ついひいき目に見てしまう。

藤井貴彦の不安要素はないけど一言

 最後は日本テレビ系「news zero」の藤井貴彦。3月で日テレを退社、フリーになった。もともと夕方のニュース「news every.」のメインキャスターとして、いわば日テレの顔だっただけあって、なんの不安要素もない。

 ただし、一言。月曜キャスター桜井翔だけでも持て余しているのに、4月からパートナーの立ち位置で火曜・波瑠、水曜・板垣李光人、木曜・シシド・カフカを起用し、俳優のキャスターごっこに付き合わされている。いただけません。

(桧山珠美/コラムニスト)

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