大谷は打撃絶好調でも…「三冠」を阻む低出塁率の同僚と中南米選手のコネクション
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年5月8日 11時30分
大谷翔平(C)ロイター/USA Today Sports
ドジャース・大谷翔平(29)の勢いが止まらない。
日本時間7日のマーリンズ戦で3戦連発の11号2ランを放ち3打数2安打2打点、今季16度目のマルチ安打を記録した。11本塁打はブレーブス・オズナ、オリオールズ・ヘンダーソンの10本を抜いてメジャートップ。打率.370は同僚ベッツ(同.356)を抑えてナ・リーグトップで、本塁打と合わせて2冠である。
一方、ここまで27打点はオズナ(同33)、ベーム(同32)に後れを取っており、リーグ3位タイ。これは得点圏打率.225(40打数9安打)と度々指摘される好機での勝負弱さが響いている。
チャンスで振るわない本人に問題があるとはいえ、2012年のタイガース・カブレラ以来の三冠王を狙う大谷にとって、身内に足を引っ張られかねない事態も生じている。
今季、開幕から2番で起用されている大谷の打点が少ないのは、下位を打つアウトマン(.267)、ラックス(.247)らの出塁率の低さも原因のひとつに挙げられるのだ。ブレーブスで5番を打つライバルのオズナと比べても自分の前を打つ選手に差があるのは明らかで、ブ軍打線は1番アクーニャJr(.376)から、アルビーズ(.355)、ライリー(.310)、4番のオルソン(.317)まで、いずれも高い出塁率をマークしている。
加えて、仮に大谷がドミニカ共和国出身のオズナと三冠王を争うことになれば、シーズン終盤は逆風に見舞われる可能性もある。カブレラが三冠王を成し遂げた12年は中南米出身の投手相手に結果を残すケースが少なくなかった。相性が良かったのは事実だが、メジャーではマイナーで同じ釜の飯を食った中南米出身選手の結束が固いとされ、当時は同じドミニカ人投手によるカブレラへの肩入れも噂されたものだった。
メジャー12年目のオズナは同じ中南米出身の選手から慕われており、昨季限りで引退したカブレラに代わってヒスパニック系選手の兄貴分的存在だという。
2人による三冠王争いが熾烈になればなるほど中南米投手による大谷へのマークは一層、厳しくなりそうだ。
◇ ◇ ◇
大谷が打ちまくっていることで、逆に頭を悩ませているのがロバーツ監督だ。
●関連記事【もっと読む】…ではその理由について詳しく報じている。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
大谷翔平が本塁打&打率でリーグトップに 打点は32で5位タイ トップのオズナとの差は?
日テレNEWS NNN / 2024年5月18日 17時30分
-
大谷翔平 初の3冠王も視野 13号2ランで打点部門でも5位タイ 打率、本塁打はMLB全体でトップ
スポニチアネックス / 2024年5月18日 15時22分
-
大谷翔平の3冠王獲得確率「14・6%」米サイトAIが衝撃数字〝それでも不可能ではないはず〟
東スポWEB / 2024年5月11日 11時3分
-
大谷翔平、メジャー単独トップの11号 同点2ランは今季初の3戦連発…本拠地騒然
Full-Count / 2024年5月7日 11時25分
-
新ライバル登場で…大谷翔平に訪れる“危機” 独走状態の「27」、高まる歴史的偉業
Full-Count / 2024年4月23日 17時24分
ランキング
-
1大谷翔平、メジャー8冠→5冠に後退 4の0で2試合ぶり無安打…リーグでは7冠
Full-Count / 2024年5月19日 12時38分
-
2今永昇太無双!また7回0封、メジャー最高の防御率0・84もファン落胆 「カブスは今永を無駄にしてる」「援護してあげて!」
iza(イザ!) / 2024年5月19日 8時20分
-
3パ・リーグで珍事! 3試合全てサヨナラ決着は10年ぶり3度目
スポニチアネックス / 2024年5月19日 17時37分
-
4レーバークーゼンが歴史的快挙!ドイツ1部史上初シーズン無敗優勝達成 クラブ初の“欧州3冠”へ弾み
スポニチアネックス / 2024年5月19日 0時28分
-
5男子バレーはなぜ強くなった? バレー記者・田中夕子氏が語るパリ五輪の楽しみ方
産経ニュース / 2024年5月19日 10時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください