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新型ホンダ フリードに公道初試乗!トヨタ シエンタと「仮想5番勝負」でどっちがいい?(小沢コージ)

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月28日 9時26分

新型ホンダ フリードに公道初試乗!トヨタ シエンタと「仮想5番勝負」でどっちがいい?(小沢コージ)

シンプルなフリード エアーでもデザインは道具感が強まった(写真)小沢コージ

【小沢コージ クルマは乗らなきゃ語れない】

 ホンダ フリード
 (車両価格:¥2,508,000/税込み~)

  ◇  ◇  ◇

 今年最大の注目新車、人気コンパクトミニバンのホンダフリードにやっと公道で乗ることができた。そこで最大の強敵、トヨタ シエンタと仮想5番勝負を敢行してみる。

 まずは第一のバトル、スタイルだがこれは基本、好き好きだ。しかしデザイン傾向は全然違う。CMでやってるように子犬のような可愛らしいキャラクターデザインのシエンタに対し、新型フリードはますます道具感が強化されている。

 エクステリアの水平基調が強まり、横長ドットデザインのヘッドライトにしろ非常にモダン。リアコンビランプもシエンタは縦長のユニークなものだが、フリードも縦長だが中のライトデザインは幾何学的。女性ウケしそうなシエンタに対し、男性を始めジェンダーレスでウケそうなのがフリード。しかも同車にはシンプルなフリード エアーだけでなく、SUVライクなアンダーガード付きバンパーや樹脂ワイドフェンダーが付いたフリード クロスターも選べる。より顧客のカバー領域が広いのはフリードだろう。

扱いやすいのはシエンタ、車内が広いのはフリード

 ボディサイズも似通ってはいるものの、シエンタの方が扱いやすい。一世代前の末期モデルに比べ、サイズを拡大せず、全長4.26mにとどめたシエンタに対し、フリードは新型ハイブリッドを収めるために全長を5cm弱伸ばし4.31mとした。またフリード クロスターに関しては樹脂フェンダーを付けることで全幅も拡大し、1.72mに。正直、普通の道でさほど差を感じることはないが、小さな駐車場や小回り性が求められるところでは微妙にシエンタの方が扱いやすい。

 一方、車内のシート配列や広さだが、どちらも人気の3列シートミニバンと車中泊にも使える2列シートワゴンが選べるのは同じ。ただ3列シート車の場合、フリードの方が若干室内長が長く、大人が1列目、2列目と乗った時に3列目のヒザ前空間が微妙に余る。逆に3列目の座面が低すぎる部分もあるが、車内が広いのはフリード。

 さらにフリードは2列目に3人掛けのベンチシートも選べるし、左右独立の2人掛けキャプテンシートも選べる。より3列目への車内移動が楽なのはキャプテンシートであり、こちらはシエンタに設定がないので、レイアウト的に利便性が高いのもフリードだ。

静かで滑らかなフリード、シエンタは燃費で有利

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