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自民党総裁選と米大統領選で市場は波乱含み…兜町で囁かれる「株で稼ぎたいならこう動け」

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月6日 9時26分

自民党総裁選と米大統領選で市場は波乱含み…兜町で囁かれる「株で稼ぎたいならこう動け」

自民党総裁が誰になるかで相場が左右される(石破茂元幹事長と小泉進次郎元環境相=右)/(C)日刊ゲンダイ

 誰になるかで相場が左右される──兜町は2つの選挙に夢中だ。自民党の総裁選と米国の大統領選。どちらも現時点での勝者は見えづらく、市場関係者は「ああでもない、こうでもない」と好き勝手に予想する。今年から新NISAをスタートさせた投資家にとっては他人事ではない。これから始めようと思っている人はスタート時期を探るのに役立つ。さてこの先、株価はどう動くか。

  ◇  ◇  ◇

■マーケット目線

 兜町の本音はどんな感じか?

「あくまでマーケット目線では高市早苗経済安保相です。株高をもたらしたアベノミクスの継承者という印象が強い。アベノミクス再来で株価は爆上げ。そんな期待感が高まります」(市場関係者)

 報道各社の世論調査によると、高市氏は石破茂元幹事長、小泉進次郎元環境相に次ぐ3番手あたり。とはいえ、両者との支持率はかなり差がある。

 経済評論家の杉村富生氏はこう言う。

「高市氏は無理筋でしょう。投資家の期待がいくら高くても、期待で動いては痛い目に遭う。冷静な判断が必要です」

 石破氏だったらどうか。

「反アベノミクスで知られるだけに、市場はノーを突きつけるかもしれません。石破氏だと、当選直後は場合によって大きく下げる危険性があります」(杉村富生氏)

 小泉氏への期待は? 株式評論家の倉多慎之助氏はこう見る。

「ちょっと頼りない気がします。経済は得意でないようだし、市場に不安が漂います。環境大臣のときには環境問題に絡んだセクシー発言などに批判が起きたし、失言をしかねない。それが市場に悪影響を与える可能性があります」

 現状では、どちらが新総裁に選ばれても“明るい株式市場”は見通せない。

■「もしハリ銘柄」が上昇中

 低迷相場はしばらく継続しそうだが、だからといってジッとしていることはない。来たるべき上げ相場に向け、しっかり準備をしておくべきだ。

 日経平均はこのところ3万7000円から3万9000円あたりをウロウロしている。そこから抜け出す材料が総裁選だ。

「国内のイベントが株価に影響を与えるのは珍しい。ここ数年は米国の動向ばかりを気にしていましたからね。ただ、日経平均が上へ向かうか、下降するかは微妙です。総裁選に加え、米大統領選が絡むからです。トランプ氏かハリス氏か。どちらが株式市場にプラスか。こちらも重要」(前出の市場関係者)

「もしトラ」から「ほぼトラ」「確トラ」の流れがあり、バイデン氏撤退後は「もしハリ」。予断を許さない戦いが展開されているが、株式市場では「もしハリ」の動きが出てきた。

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