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虚弱は身体だけじゃない…視力が良くても「アイフレイル」の危険あり

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月2日 9時26分

 それを示す論文は国内外で多数発表されている。一例を挙げると「視力不良者は、視力良好者と比較してうつ症状のリスクが約2.7倍」「緑内障患者のうつ有病率は健常者の約2倍」「高齢者では加齢黄斑変性症患者の30%にうつ症状」「加齢黄斑変性症と認知機能は関連」などだ。

「視機能が良いとボランティアや教育・学習・文化活動などが増加し、逆に視機能が悪いとスポーツ、趣味など身体活動を伴う行動が減少するという論文もある。アイフレイルは、社会的フレイルも悪化させます」

 緑内障、加齢黄斑変性症、糖尿病網膜症は、自覚症状が出るのはかなり進行してからで、検査を受けないと早期発見はできない。緑内障は国内の中途失明の原因1位だが、緑内障を調べる眼底検査は、健康診断には含まれていない場合、自ら検査を受けに行くしかない。

「数年に1回でもいいので、40歳を過ぎたら眼科で検査を。視力が1.0でも緑内障で視野がかなり狭窄しているケースは珍しくありません」

「視力がいい=アイフレイルは無縁」とは言えない。しっかり認識を。

  ◇  ◇  ◇

 緑内障は視神経の損傷で視野が欠けていく。視力検査では視野の真ん中を調べるので、視野欠損が起こっていても異常として現れにくい。加齢黄斑変性症は黄斑部が変性を起こす。糖尿病網膜症は、血糖コントロールが悪い状態が長く続くことが原因。

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