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燃費を良くする運転のコツがデータでズバリ! ガソリン価格は1月16日から1リットル185円に急騰

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月9日 9時26分

燃費を良くする運転のコツがデータでズバリ! ガソリン価格は1月16日から1リットル185円に急騰

真っ先にチェックしてほしいのはタイヤの空気圧

 年末に5円上がったガソリン価格が、来週16日からさらに5円ほどアップする。生活や仕事にクルマを利用する人にとっては、大打撃だろう。少しでもクルマの燃費をよくするには、どうすればいいのか。

  ◇  ◇  ◇

 ガソリンや軽油などの店頭価格を調べている石油情報センターによると、レギュラーガソリン1リットルの全国平均は先月23日に180.6円。前の週に比べて一気に4.8円上昇した。政府がガソリン価格を抑えるため石油元売りに支給している「ガソリン補助金」が、1リットル当たり5円ほど縮小されたためだ。

 この補助金が来週16日以降、1リットル当たりさらに5円ほど縮小される。その結果、レギュラーガソリンは全国平均で1リットル当たり185円程度に上昇するとみられる。ドライバーにとって、わずか1カ月で1リットル当たり10円もの急騰はかなりキツイはずだ。

 補助金は段階的にさらに縮小されるため、ガソリン価格はもっと高騰する恐れもある。これだけ急騰すると、ガソリン車を運転するドライバーはさすがに燃費が気になるだろう。では、燃費を少しでもよくするには、どんなことに気をつければいいのか。自動車ジャーナリストの横田晃氏に聞いた。

■空気圧不足は高速で約5%ダウン

「クルマの燃費を改善する上で真っ先にチェックしてほしいのは、タイヤの空気圧です。ガソリンスタンドで希望すればやってもらえますから、適正値を下回っていたら、必ず空気を充填してもらってください」

 日本自動車タイヤ協会は毎年、静岡県警などの協力で東名高速道路浜名湖サービスエリアでタイヤ点検を実施している。対象は乗用車で、タイヤ整備不良にともなう事故を防止するのが目的で、昨年は56回目だ。

 2024年にタイヤ点検を受けた乗用車は71台。そのうちタイヤの整備不良は28台で、不良原因は「空気圧不足」が最多の25台だった。全体の35%を占めていた。23年より13ポイント減ったものの、実に3台に1台と少なくない。

 同会は4月8日のタイヤの日にちなんで、その前後の日程で全国6カ所でも点検を実施。そこでは乗用車のほか、貨物車や特種車も対象で、すべての車種において「空気圧不足」がタイヤ整備不良の1位だ(乗用車22%、貨物車63%、特種車100%)。残念ながら、車種を問わず「空気圧不足」が広がっているのが実態だ。

「タイヤの空気圧が低いと、タイヤがたわんでより多くの転がり抵抗を受けるため、燃費が悪化するのです」

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