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“鳥谷敬先生”が楽天ドラ1宗山塁に本当に教えたかった「もう一つの金言」

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月11日 9時26分

“鳥谷敬先生”が楽天ドラ1宗山塁に本当に教えたかった「もう一つの金言」

宗山塁(C)JMPA

 楽天1位の宗山塁(明大)が金言を得た。

 10日のNPB新人研修会。毎年恒例の講演には2000安打を達成し、激務の遊撃で歴代1位の667試合連続フルイニング出場を果たした元阪神、ロッテの鳥谷敬氏が登壇。「目標設定」、「時間」、「数字」、「個人の役割」、「終わりを考える」という5項目をテーマに、トークを展開。目標設定に関しては「長期的、中期的、短期的の3つを考えてほしい。しっかり目標設定することによって、いま自分がやるべきことが見えてくる」などと助言を贈った。

 45歳まで現役生活を目標に掲げる宗山は、同じ遊撃の鉄人の金言に、「できるときに自分のやるべきことを見つけて、しっかりやっていきたい。『打てるショート』が一つの目標。守備ができて当たり前で、加えて打つ方でも成績を残し続けるのがプロの世界。やるからにはそこに挑んでいきたい」と、目を輝かせた。

 その鳥谷氏は今回の5項目以外に、阪神時代に意識していたことがあるという。

「自身に関するメディアの記事は、ほぼ読んでいませんでした」と阪神OBがこう続ける。

「阪神は日本一熱狂的と言われるファンとメディアがいる。ここぞの場面で打てなければ、それこそ批判の対象になる。それを毎回真剣に受けて止めていたら、気持ちが持たない。鳥谷は宗山と同様、アマ球界ナンバワーワン遊撃手として、03年ドラフト自由枠で入団。1年目の04年に母校・早大の大先輩である岡田監督は、遊撃レギュラーとして前年の優勝に貢献した藤本敦史を二塁にコンバートしてまで、鳥谷を遊撃に固定した。遊撃確約の密約説まで囁かれるなど、当初はファンのみならず、身内からも『エコひいき』などと揶揄され、苦労した。外野の雑音に振り回されないよう、あえて記事を避けたわけです」

 その点、宗山も所属先は違えど、黄金ルーキーとしてキャンプ、オープン戦から一挙手一投足が注目され、評論家諸氏はウの目タカの目で長所短所を探るだろう。

「まして遊撃は、昨年のプレミア12で侍ジャパン入りした実力者の村林がいる。宗山も鳥谷さんと似た境遇にあるのは確か。良いこと悪いこと、いろんなことが耳に入ってくるでしょうけど、意図的に情報をシャットアウトすることも大事になるのではないか」とは、前出のOBだ。

  ◇  ◇  ◇

 日刊ゲンダイで毎秋恒例「ドラフト家庭の事情」の2024年版では、楽天から宗山をピックアップ。父が赤裸々に語った「ドラ1」の育成記録とはいったいどのようなものか。

●関連記事【宗山を知る】…では、それらについて詳しく報じている。

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