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変わるアメリカ人 ファーストフードなんかもう食わないぜ

GIGAMEN / 2015年7月7日 7時0分

アメリカ人といえばファーストフード。そんなイメージはもう古いのかもしれない。でかいハンバーグの挟まったハンバーガーにたっぷりのフライドポテト。砂糖がっつりのコーラ。

いかにもアメリカンだぜといったイメージだが、実は最近のアメリカ人はどんどんファーストフードにそっぽを向き始めているのだ。先日発表されたACSI(米顧客満足度指数)の飲食店年間調査でもその傾向がはっきりと現れ始めている。

アメリカでもマックは悲惨な状況に

ACSIによる最新のデータによると、ファーストフード業界の顧客満足度は100点満点中77点。ここしばらく下落傾向が続いているが、昨年度からさらに3.8%落ち込む結果となった。

特にマクドナルドを筆頭とする従来型のファーストフードは大苦戦している。マクドナルドは同調査において67点。前年から6%も悪化し調査対象となったチェーン店中最悪の結果となった。

日本では食の安全の観点から「マック離れ」が深刻化しているが、アメリカでも国民の健康志向、ヘルシー志向を背景に客足が遠のき続けている。ガッツリ食ってでっかくなろうという感覚はもはやアメリカには存在していないのだ。

ヘルシー系ファーストフードは好調!

その一方で同じファーストフードチェーン店でありながら業績拡大中の店もある。「チックフィレイ」は鶏肉専門の新興ファーストフード店だ。今年のACSIの調査では過去20年間における全ファーストフード店中最高得点となる86点をマーク。

ヘルシーさを売りにしたメニューラインナップがアメリカ人の食に対する意識の変化を見事にミートした形となった。

巨大な船はそう簡単には向きを変えられない。超巨大ファーストフードチェーン、マクドナルド。時代をリードしていたつもりがいつのまにか時代に追い越され見捨てられそうになっている。挽回するために残された時間はかなり少なそうだ。

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